>『2024年4月-同6月のGDP 実質の伸び率 年率+3.1% 2期ぶりのプラス』
2024年8月15日(木) 13時48分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240815/k10014549441000.html
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>ことし2024年4月から同6月までのGDP=国内総生産は、前の3か月(2024年1月~同3月)と比べた伸び率が実質の年率換算でプラス3.1%と2期ぶりにプラスとなりました。また、名目GDPは1年間の金額に換算して初めて600兆円を超えました。
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〓比例税や輸出入を加味しない単純な財政支出乗数は以下の公式のように算出される。
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>\[ \text{投資乗数} = \frac{1}{1 - MPC} \]
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〓大まかに言って、2024年現在の日本の限界貯蓄性向は30%(0.3)、限界輸入性向は16%(0.16)、比例税率は25%(0.25)である。
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〓従って比例税や輸出入を加味しない単純な財政支出乗数は3.3である。
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〓因みに比例税や輸出入を加味した財政支出乗数は以下の公式のように算出される。
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\[ Y = \frac{1}{1 - c(1 - t) + m} \times (C_0 + I + G + X - M_0) \]
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〓「1 - c(1 - t) + m」は1 - 0.7 + 0.175 + 0.16 = 0.635である。
〓従って比例税や輸出入を加味した財政支出乗数は1.57となる。
〓2024年7月31日(水)に金融テロ組織である国賊ポン銀が発表したように、2026年からポン銀が買い入れる国債の金額を毎年36兆円(毎月3兆円)ずつ減額し、その分を民間金融機関に押し付けて民間設備投資をクラウド・アウトする場合、或いは民間設備投資は その侭で政府に財政支出を毎年36兆円ずつ削減して貰う場合、以下の通り日本の名目GDPは大きく下振れて深刻な不況に陥ってしまう。
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〓比例税や輸出入を加味しない単純な財政支出乗数3.3で試算した場合、日本の名目GDPは今よりも毎年118.8兆円 下振れる。
〓因みに比例税や輸出入を加味した財政支出乗数1.57を用いて試算した場合の日本の名目GDP下振れ幅は56.5兆円に留まる見込み。
〓何れにしても、金融テロ組織である国賊ポン銀が国債買い入れ額を2026年以降 現在の半分である36兆円に減らせば、長期金利の急騰(国債価格の急落)によって時価会計の民間金融機関が多額の評価損を蒙ることに加え、辛くも600兆円に達した日本の名目GDPが480兆円~550兆円程度に痩せ細る見込みである。
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〓2024年対比で2026年以降の日本の名目GDPはマイナス10%~マイナス20%前後の大きな落ち込みを蒙り、深刻な不況とデフレに直面することになる計算だ。