偽基地局(いわゆる「スティングレイ」)について、簡単にわかりやすく解説するね。偽基地局ってのは、要するに本物の携帯基地局のフリをして電波を出し、スマホやタブレットを騙して接続させる装置のこと。で、なんでこんなものがあるのかというと、主に個人情報の窃取や通信の傍受が目的だよ。
仕組みはこう:偽基地局は強い電波を出して、近くのデバイスを正規の基地局から切り離させる。スマホ側は「一番強い電波=本物」って思い込むから、偽基地局に繋がっちゃうわけ。すると、通信内容が丸見えになったり、SMSや通話データを盗まれたりする。怖いのは、位置情報や個人データ、場合によってはクレジットカード情報まで抜かれる可能性があるってこと。実際、最近東京や大阪で確認された事例では、中国語のフィッシングメールが送られてきたって報告もあるから、訪日外国人を狙った犯罪の可能性も指摘されてる。
特に問題なのは、日本だとすでに使われていない古い帯域(2Gとか)を悪用されるケース。海外じゃまだ使ってる国もあるから、訪日客のスマホがターゲットになりやすい。ただ、セキュリティ対策が甘い古い機種を使ってる日本人も、知らないうちに被害に遭うリスクがあるんだよね。
対策としては、まずスマホのOSを最新に保つこと。古い機種はもう捨てちゃうのが安全。Wi-FiやBluetoothを不用意にオンにしない、怪しいSMSは絶対開かない、ってのも大事。総務省も動いてるみたいだけど、こういう犯罪って技術的に追いつくのが難しいから、自分で気をつけるのが一番だよ。