ちょい話をぶった切りますが
ブパが出会った頃の話。架空ですが。
養成所入学したてのころ。
昼休み。
皆、外に食べにいったりコンビニに
買いにいったり。
ブは話し相手もいないので席でお弁当取り出す。
パ「うまそーだな、それ」
ブ、背後から話しかけられてびっくり。
パ「お母さんが作ってくれたの? いーなー。ね、おでのと交換して」
ブが返事する前に自分のおにぎりとブのサンドイッチを交換する。
パ「うまいなー。あ、玉子焼きと唐揚げもちょうだい。おで、今朝はおにぎりしか作ってる時間なくて」
と、ブが返事する前におかずを奪う。
ブ「自分で握ったの?」
パ「料理は普段してるから」
ブ「このおにぎり、貝が入ってる」
パ「昨日おで、潮干狩りでとってきた」
ブ「昨日自分で?」
パ「でもおまえんちのサンドイッチもうまいな。いーな、おかーさん料理上手くて。
じゃ、おでコンビニに漫画立ち読みいってくるから、またな」
と、去り際、パがブをチラッと見て、不意にブの頬を舐める。
ブ「???!」
パ「ほっぺたにご飯粒ついてたぞ。勿体無い。おでが握ったんだから、ちゃんとこぼさず食べろよ?」
と、去る。
ブ(えー?なんだあの人…? だからってなんで俺の頬をわざわざ舐めたの? あと、食べるの早いし)
……ドキドキドキドキ。
パはそんなこと一瞬で忘れてる。