喜劇王6 #185

185名無しさん@Next2ch:2016/10/30(日) 23:44:49.02 ID:???

とりあえずブの自宅にパを同居させることにしたので、
ブの寝室の、隣の部屋がたまたま空いていたから、そこをパの部屋にしてあげた。
「新しいベッド来たから。じゃ、俺、仕事あるからしばらく帰れないから、部屋は好きに使って。
夜、ちゃんと寝ろよ」
と言い残して仕事に行ったブ。
数日後、仕事を終えて夜中に自宅に戻ると、パが台所の床の上で寝ていた。
「こんなとこで寝るなよ。せっかくお前のベッド用意したんだし。きちんと寝ろってば」
ブに起こされたパは、浮かない顔でブを見つめている。
「……なに? 新しいベッド嫌なの?」
パ、答えない。
ブはパを、部屋のベッドまで連れて行ってあげる。
パジャマに着替えたパをベッドに寝るように指差すが、パは、まだ浮かない顔でブを見ている。
ブはちょっと考えてから、部屋を出て行った。しばらくして、ブもパジャマに着替えて戻ってくる。
「シャワー浴びてきたから」
と、ブが、パのための新しいベッドに横たわり、隣半分空けてあげた。
「……ひとりじゃ、嫌なんだろ。いいよ、一緒に寝よ。そばにいるから」
それを聞くと、ようやくベッドに入ったパをブがぎゅっと抱きしめて、言う。
「……ダブルベット買えば良かったかな。大人ふたりじゃ狭いよね……」
シングルベッドが狭いから、頭まで掛け布団を被り、身体をぴったり密着させて、暗闇の中で何度もキスした。
「あんまりきちんと言わなかったけど……お前のこと昔からずっと好きだから、ね」
終わり


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