>>146
「…はい。もしもし」
「もしもし? おでおで」
電話の向こうの声の主は、パだった。
「寝てた?」
「うん。…いや。えーと…」
「ねー、おでさあ、もー辛くて」
パは少し涙声だった。
ここしばらく、パはしょっちゅう電話をかけてきて、ダラダラと女子みたいに長々と自分に喋る。
パが好きだという女の子の話題を延々と聞かされる。
片思いの辛さや、告白する勇気の出ない自分の不甲斐なさを涙まじりに語る。
>>146
「…はい。もしもし」
「もしもし? おでおで」
電話の向こうの声の主は、パだった。
「寝てた?」
「うん。…いや。えーと…」
「ねー、おでさあ、もー辛くて」
パは少し涙声だった。
ここしばらく、パはしょっちゅう電話をかけてきて、ダラダラと女子みたいに長々と自分に喋る。
パが好きだという女の子の話題を延々と聞かされる。
片思いの辛さや、告白する勇気の出ない自分の不甲斐なさを涙まじりに語る。