時間にしてわずか数分のことだった。
いつしか、パの体が離れ、ブは起き上がった。
パはアスファルトの上に座って頭を抱えていた。
パ「気持ちわりー」
ブ「え?」
パ「おで、酒飲めないんだ。体質に合わなくて」
ブ「そうなの?」
パ「飲んで最初は気分がちょっと良くなるけど、そのあとずっと何時間も気持ち悪くなる。
同期の連中、おでが酒飲めないの知ってるから、だから今日は早く帰れってさっき、おで、言われたんだ。
ちょうどお前も抜けるとこだったし、一緒に出てきた」
ブ「じゃ、なんで飲んだの?」
パ「だーかーら、お前を舐めたかったから」
ブ「え?」
パ「なんか美味そうだし、若いし、かわいいし」
ブ「酒の話じゃなくなってる?」
パ「ダメ、頭痛い。あー、気持ち悪い」