オゾノ・コブラノスキーはおじいちゃんの臨終を見ました
おじいちゃんは「無し」になりました
神父さんは空を指さしました
神父さんのさす指の先には膨大なサイズがありました
サイズがあまり膨大なのでオゾノ・コブラノスキーは悲しくなりました
ご臨終は目の事件でした
ご臨終は言葉の事件でした ご→り→ん→じゅ→う
サイズの終着点は「知らん」でした
オゾノ・コブラノスキーは終着点から見た「知ってる」の「有り」でした
オゾノ・コブラノスキーは大きく大きくおーーーーーーきく時計のネジをまきました
するとオゾノ・コブラノスキーの目から銀の棒がにょきにょきとのびました
オゾノ・コブラノスキーの口から銀の棒がにょきにょきとのびました
あっという間におりになりました
オゾノ・コブラノスキーはかごのカナリアになりました
カナリア・コブラノスキーはかごから逃げる計画をたてました
かごの構造を知るために展開図を描きました
展開図のかごから逃げるにはカナリア自身も展開図になる必要がありました
首尾よくカナリア・コブラノスキーはかごから逃げました
ところがどっこいしてカナリア・コブラノスキーは死んでしまいました
飼い主とえさの展開図を描き忘れていたからでした
そこで今度はかごとカナリアと飼い主とえさの展開図を描いて首尾よく逃げました
ところがどっこいしてカナリア・コブラノスキーは死んでしまいました
何度も死ぬなんてこれは夢にちがいないと思いました
ほんとうに首尾よく逃げるにはかごとカナリアと飼い主とえさと夢の展開図が必要でした
カナリア・コブラノスキーは夢の展開図を描こうとしましたが不可能でした
カナリア・コブラノスキー=オゾノ・コブラノスキー
カナリア・コブラノスキーの空間≠夢を見ているオゾノ・コブラノスキーの空間
悪夢にうなされているオゾノ・コブラノスキーに死んだおじいちゃんから手紙がとどきました
書き出しはこうです
「日付:本日ただ今この瞬間 おじいちゃんへ
オゾノ・コブラノスキーより」
空間がぶりゅむける瞬間wへ_√レvv ̄─