オゾノ・コブラノスキーはおじいちゃんの臨終を見ました
オゾノ・コブラノスキーとしては自分は子供という生物だと思っていたのにおじいちゃんの臨終は彼を裏切りました
オゾノ・コブラノスキーはその日から時計が読めるようになりました
オゾノ・コブラノスキーはサイズがありました
おじいちゃんにはサイズがありました
オゾノ・コブラノスキーとおじいちゃんの間にもサイズがありました
おじいちゃんの臨終はひとつのサイズの終りでした
サイズの終りだから臨終だとおとうさんは言いました
かんおけはおじいちゃんのサイズに作られました
それはオゾノ・コブラノスキーにとってとても大きなものでした
かんおけのそばにいるとあまり大きいのでオゾノ・コブラノスキーの視界の中にかんおけ全体が入りませんでした
そこでオゾノ・コブラノスキーはかんおけの回りをめぐることにしました
かんおけをめぐり全体をみとめるのにかかった時間は5分でした
かんおけからはなれると全体が見えるよとおとうさんが言ったので オゾノ・コブラノスキーはかんおけから5秒かけてはなれました すると オゾノ・コブラノスキーの視界の中にかんおけがすっぽりと入りました
オゾノ・コブラノスキーはそのままかんおけからはなれて行きました
26分かけてゆっくりはなれるとかんおけはとうとう点になりました
さらに23分かけてはなれるとかんおけはなくなりました
あったものがなくなりました
すると遠くでおとうさんがよんだのでオゾノ・コブラノスキーは49分のサイズに身をゆだねて帰りました
おとうさんのもとへ帰るとオゾノ・コブラノスキーはうやうやしく時計のネジをまきました
臨終はめのびょうきwへ_√レvv ̄─