日経平均株価テクニカル分析-来週初は5日線の上昇で反発力を強められるか
日経平均株価は反発。上値は7日高値(35849円)を前に伸び悩んだ一方、下値は5日移動平均線(34215円 8/9)付近で下げ渋った。反発しながらも4日ぶりの陰線を形成した。
RSI(9日)は前日の39.0%→36.0%(8/9)に低下。ボトムアウトから次は50%超えにつながるかが焦点であり、5日移動平均線上から反発力を一段と強められるか。来週初は5日移動平均線が上昇に転じる可能性が高く、株価には追い風となる。
週足の一目均衡表では週初5日に雲の下限(32748円 同)を下回ったが、6日からのリバウンドで雲の上限(35189円 同)に近い水準まで回復した。しかし、それ以降はいったん頭打ちが意識される水準となった。
来週はこの雲の上限(35373円 8/13予想)も重要となるが、52週移動平均線(36000円 8/9)や週足の基準線と転換線が重複する水準(36791円8/13予想)以上に上昇できるかが焦点となる。特に、基準線と転換線が重複する水準は4月安値(36733円)と重なる節目でもあり、超えると一時的に38000円処まで伸びる可能性が高まる。
日足ベースの上値メドは、200日移動平均線(36911円 同)、8/1安値(37737円)~心理的節目の38000円、75日移動平均線(38723円 同)、4万円などが考えられる。下値メドは、心理的節目の33000円、8/5安値(31156円)、2023年10/4安値(30487円)や心理的節目の3万円、心理的節目29500円や29000円などがある。