米国ではクレジットカード債務に対する懸念が募る~SMBC日興
SMBC日興証券では米国経済に関するリポートの中で、クレジットカード債務が2024年1-3月期に前期比年率-4.9%と減少した後、4-6月期に+10.0%と増加したことに注目している。同社経済分析チーム試算による季節調整値では、1-3月期に+13.5%、4-6月期に+5.9%と13四半期連続で増加しているとのこと。SMBC日興では、超過貯蓄の費消を補う格好で、クレジットカード債務は速いペースの増加基調にあると指摘。クレジットカード債務の拡大や延滞増加が、個人消費の圧迫に今後作用する可能性があると考えている。