日経平均株価テクニカル分析-今年の上昇を帳消しにする下落幅、長期トレンドライン付近に接近
日経平均株価の下落幅は4451円まで拡大し、歴代最大の下げ幅を記録した。連日の長大陰線で今年の上昇を帳消しにし、昨年10月に二番底を形成した水準に迫る展開となった。
週足では、52週移動平均線(35932円 8/5)を下回り、一目均衡表では雲の下限(32748円 同)を下回る弱気シグナルも点灯した。週間ベースの終値で雲の上限(35189円 同)以上に戻せるかが焦点となる。
月足では、36カ月移動平均線(30954円 同)付近まで下落し、2020年3月安値(16358円)を起点として2023年1月安値(25661円)を通る上昇トレンドライン付近まで下げたことになる。
日足ベースの上値メドは、8/5に形成した長大陰線の中値となる33228円、8/2安値(35880円)、200日移動平均線(36856円 同)、心理的節目の38000円、75日移動平均線(38869円 同)などが考えられる。下値メドは、2023年10/4安値(30487円)や心理的節目の3万円、心理的節目29500円や29000円、2023年3/9高値(28734円)などがある。