5月機械受注は外需が強いが内需がさえず=SMBC日興
SMBC日興証券では、5月の機械受注を受けてリポートしている。5月機械受注の民需(船舶・電力除く)は前月比-3.2%と、2カ月連続で前月から減少した。民需は今年に入ってから緩やかな増加基調にあったが、足元では回復に陰りが見られるとのこと。外需は半導体製造装置の好調が続いていることなどから、前月比+9.1%と2カ月連続で増加した。一方、インフレを背景に、設備投資の先行指標となる民需はさえない動きが続いている。SMBC日興では、設備投資が十分に回復するにはまだ時間がかかるとみており、当面は外需が機械受注をけん引する展開が続くと予想している。