NY株見通し-引き続き堅調か 決算発表は引け後にアップル、アマゾンなど
今晩は堅調か。昨日はアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の好決算を受けてエヌビディアなどの半導体株が軒並み高となる中、注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)で9月利下げ開始が示唆されたことで主要3指数がそろって上昇した。ダウ平均は一時455ドル高まで上昇し、99.46ドル高(+0.24%)と2日続伸して終了。S&P500は1.58%高と反発し、ハイテク株主体のナスダック総合は2.64%高と大幅反発した。半導体株はAMDが4.36%高となったほか、前日に7.04%安となったエヌビディアが12.81%高と急反発し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は7.01%高となった。引け後の動きでは第2四半期の売上高と利益が予想を上回ったメタ・プラットフォームズが時間外で7.17%高となった。
今晩は引き続き堅調か。FOMCで9月利下げ開始が示唆されたことが引き続き支援となることが期待される中、アドバンスト・マイクロ・デバイセズの好決算をきっかけに半導体株やAI関連株が反発に転じたことや、メタが予想を上回る決算を発表したことでハイテク株を中心に堅調な展開が期待できそうだ。FOMCを通過し、今後は金曜日に発表される米7月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)に注目が集まるが、今晩も新規失業保険申請件数や7月ISM製造業PMIなどの経済指標が発表されるほか、決算発表ではS&P500採用の55銘柄が発表予定で、決算やガイダンスにも要注目となる。
今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、7月ISM製造業PMIのほか、7月チャレンジャー企業人員削減数、4‐6月期単位労働コスト速報値、7月S&Pグローバル製造業PMI確定値、6月建設支出など。企業決算は寄り前にモデルナ、バイオジェン、コノコ・フィリップスエア・プロダクツ&ケミカルズ、引け後にアップル、アマゾン、インテル、バーテックス・ファーマシューティカルズなどが発表予定。