東京マーケットダイジェスト・1日 株大幅安・円買い一服
(1日15時時点)
ドル円:1ドル=149.74円(前営業日NY終値比▲0.24円)
ユーロ円:1ユーロ=162.12円(▲0.24円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0826ドル(横ばい)
日経平均株価:38126.33円(前営業日比▲975.49円)
東証株価指数(TOPIX):2703.69(▲90.57)
債券先物9月物:142.96円(△0.24円)
新発10年物国債利回り:1.030%(▲0.025)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.24600%(△0.0800)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な国内経済指標)
<国内> <発表値> <前回発表値>
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
7005億円の処分超 7307億円の処分超・改
対内株式
6705億円の処分超 569億円の処分超・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は下げ一服。前日の日銀会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過し、日米金利差縮小の思惑を背景としてドル売り・円買いが優勢となると、3月以来となる148.51円まで下落。売りの勢いが一服すると買い戻しが優勢となり、150.00円台まで切り返した。一時4.03%台に低下していた時間外の米10年債利回りが4.05%台まで上昇したことや、日経平均が下げ渋ったことが追い風となったか。
・ユーロ円は切り返し。ドル円の下げや、日経平均の大幅下落が重しとなり、3月以来となる160.89円まで下落。その後はドル円が切り返したこともあり162.40円台に上昇したが、買いの勢いが一服すると上値を切り下げた。
・ユーロドルは小動き。円主体の動きとなったこともあり、1.0820ドル台を中心として方向感を模索する展開となった。
・日経平均株価は大幅反落。前日の日銀による利上げのほか、植田日銀総裁の会見内容がタカ派的であった事を背景として、円高が進行した流れが嫌気された。寄り付きから安く始まると、下げ幅は一時1300円超となった。もっとも、後場に入ると下げたところでは押し買いが出たこともあり、下げ渋る動きとなった。
・債券先物相場は伸び悩み。前日の日銀の利上げや日銀総裁会見が重しなって142円70銭まで下押す場面が見られるも、その後は本邦株安を背景としたリスク回避の動きもあり143円台に切り返し。もっとも、143円台では上値が重く、その後は伸び悩んだ。