トランプ氏再選シナリオへの備えが必要=SMBC日興
SMBC日興証券ではマンスリーストラテジーリポートの中で、半導体関連株を取り巻く環境に不透明感が高まっていると指摘している。バイデン政権が日本とオランダに半導体製造装置の対中規制の強化を求めたと伝わったことやトランプ氏の台湾をめぐる発言などから、半導体関連株が大幅下落を余儀なくされた。半導体関連株は、半導体関連株を除く 「電気機器」や「機械」対比で割高感のある状況が継続していることから、引き続き警戒が必要とSMBC日興では考えている。また、11月の大統領選では政権交代の可能性が高まる中、トランプ氏が掲げる貿易政策は世界の貿易量を減らす方向に作用する可能性が高いと指摘。製造業が先行き不透明感などから設備投資などを先送りすることになれば、日本株の上昇を阻む可能性もあるとコメントしている。