東京マーケットダイジェスト・10日 NZドル安、株高
(10日15時時点)
ドル円:1ドル=161.50円(前営業日NY終値比△0.17円)
ユーロ円:1ユーロ=174.70円(△0.25円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0817ドル(△0.0004ドル)
日経平均株価:41831.99円(前営業日比△251.82円)
東証株価指数(TOPIX):2909.20(△13.65)
債券先物9月物:142.82円(▲0.08円)
新発10年物国債利回り:1.085%(△0.015%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.14900%(横ばい)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な国内経済指標)
<国内> <発表値> <前回発表値>
6月企業物価指数
前月比 0.2% 0.7%
前年同月比 2.9% 2.6%・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・NZドル円は急落。NZ準備銀行(RBNZ)は市場予想通り政策金利を5.50%で据え置いたが、声明は「インフレの持続性が緩和される兆しがある」「インフレ率は今年後半に1-3%の目標範囲内に戻ると予想」などハト派的な内容となった。NZドル円は直前に99.02円まで上昇して年初来高値に迫っていたが、これを受けて98.14円まで急落した。
・ドル円は堅調。ゴトー(5・10)日の仲値にかけてドル買いが優勢となったほか、仲値通過後もドル買いの勢いが続くと、161.59円まで上伸。買い一服後の下押しも161.40円前後に留めた。
・ユーロ円は上昇。ドル円が堅調地合いを維持したほか、日経平均の上昇も合わさり、174.77円まで上値を伸ばしてユーロ導入来の高値を更新した。
・ユーロドルは様子見。円主導の展開となったこともあり、1.0810ドル台を中心とした狭いもみ合いが続いた。
・日経平均株価は続伸。前日に大幅高となった反動から安く始まるも、下押しは限定的。下げ一巡後はプラス圏を回復すると、後場に史上最高値を更新した。
・債券先物相場は小幅反落。昨日行われた「債券市場参加者会合」で、メガバンクを中心に日銀の国債買い入れの大幅減額を要望する声が強まったことで、債券売りが優勢でスタートすると、一時142円70銭まで下落。もっとも、その後は下げ渋る動きとなった。