【よろずのつぶやき by Wada】あくまでも前向きに
昨日の海外市場では、バイデン米大統領の大統領選撤退も消化不良。市場では民主党の副大統領候補が誰になるのかが一番の興味となっているらしく、かかる同士が決まらない限り、トランプ前大統領の優勢は変わらずといったところ。引き続き流動的な選挙状況を見守ることになりそうです。
ドル円は、欧州時間に入ってすぐに、大陸勢、いわゆるアーリーロンドン勢がポジション調整の売りを先行。一時156.29円まで売り込まれる場面もみられましたが、一目雲上限の156.23円が意識されると次第に下値を切り上げる展開に。米10年債利回りが4.2760%まで上昇するにつれて157.17円まで買戻されてNY市場を終えています。アジア時間に入ってからは輸出の売りが断続的に観測されると156.52円まで値を下げるなど、戻りの鈍い動きとなっています。
いずれにしても、寄付きから買われた日経平均も40000円台の回復を前にして足踏み状態。戻りの鈍さが目立つ動きとなっていますが、猛暑なのか、夏休みに入っている向きが多くなっているのか、東京時間の為替市場も「淡々と時間が過ぎているだけのような相場」となっているわけで、来週のビッグイベントを前にして英気を養っているところと、あくまでもポジティブな姿勢で臨みたいところです。