株価指数先物【昼】 4万円処を狙ったロングは期待しづらい
日経225先物は11時30分時点、前日比180円高の3万9660円(+0.45%)前後で推移。寄り付きは3万9950円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9950円)にサヤ寄せする形で、買いが先行した。ただし、ナイトセッション同様、節目の4万円接近では上値の重さが意識され、寄り付きを高値に利食いに伴うロング解消や、戻り待ち狙いのショートが優勢となった。中盤は3万9700円~3万9800円辺りでの値動きとなったが、終盤にかけて一時3万9600円まで上げ幅を縮めた。
指数インパクトの大きいアドバンテスト <6857.T> [東証P]や東京エレクトロン <8035.T> [東証P]が日経平均株価を牽引する一方で、ソフトバンクグループ <9984.T> [東証P]、ファーストリテイリング <9983.T> [東証P]が重荷となっている。日経225先物は25日移動平均線(4万0100円)が上値抵抗線として意識されたが、想定内の値動きだろう。また、グローベックスの主要な米株先物が小幅ながらマイナス圏で推移していることもあり、4万円処を狙ったロングは期待しづらい。
NT倍率は先物中心限月で13.96倍に低下した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買い先行で始まったこともあり、朝方には14.03倍を付ける場面もみられた。ただし、その後は業績の上方修正を発表した日本郵船 <9101.T> [東証P]が急伸し、他の海運株も買われるなど、相対的にTOPIX型優位の展開となった。