・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。11月の米大統領選挙でトランプ前大統領が優勢との見方が強まる中、米政府の財政拡張に対する懸念が売りを誘った。半面、FRBが9月にも利下げに動くとの観測が買いを促した。20年債入札が「好調」と受け止められたことも相場を下支えした。
・原油先物相場は4日ぶりに反発。トランプ前大統領のドル高けん制発言で、主要国通貨に対してドルが弱含むと、原油先物は割安感から買いが優勢となった。米エネルギー省(EIA)が発表した週間石油在庫でガソリン在庫と中間留分が予想に反し積み増しとなるとやや売りに押される局面もあったが、引けにかけては再び買いの勢いが増して反発して引けた。
・金先物相場は反落。金先物価格は米中通商摩擦の再燃やドル安により一時過去最高値を更新した。しかしながら、引けにかけては利食い売りが優勢になったことで、小幅に反落して引けた。