中国のリフレーションを期待するにはまだ早い=SMBC日興
SMBC日興証券では中国に関するリポートの中で、比較的健全に見える失業率や所得データは家計の不安を完全には反映しておらず、第2四半期の小売環境は前四半期よりも悪化したように見えるとコメント。広範にわたる経済の再加速が実現しなければ、中国では数億人の中間所得層への移動が想定以上に時間がかかり、意欲的な消費が抑制される可能性があると指摘している。SMBC日興では、小売売上高の増加ペースはコロナ禍の半分にとどまるとみており、投資家がリフレーションに期待するのは時期尚早と考えている。