美少女ゲームもあったのでやってみる、タイトルは『MeltyMoment』
wikipediaでは萌えゲーアワード2014・純愛系金賞とのことらしい
実際に遊んでみるとスタイルはオーソドックスなノベル形式、ところどころ独自性があるが大きく外れるものではない
攻略方法は極めて単純で共通ルートでは一度も浮気をしなければ個別のヒロインルートに入れる
(初プレイのときはつい浮気？をしてしまいバッドエンドだった)
だって「いつも主人公、ヒロインA、ヒロインBの3人で登校しています」「その朝ヒロインBを選ばないと彼女は遅刻をしてしまいます」
こんなん仲良し3人組でヒロインBだけハブるわけにはいかんやろ、巻き戻してヒロインBを選んだわ
そうしたら「俺たちはまた平和な日常に戻っていった」となって普通にハッピーエンドかなって思ったら「トロフィー『バッドエンド』を獲得しました」でびっくりしたわ
やりなおしてヒロインB見捨ててヒロインAだけを選んでいったら無事にヒロインAの個別ルート突入
このゲームは全体を通して毒というものがない、トロフィーこそバッドエンドだけど内容は至ってハッピーな終わり方をする
個別ルートもまた同じで適当に過ごしているだけでいずれかのエンディングに到達する
一度ゲームをクリアすると各ヒロインに5つのエンディングがあることとその具体的な行き方を教えてくれる
エンディングは概ね4つくらいのチェックポイントがあってそこでどこに行ったかで決まる感じ
(そもそもエンディングは固定でただエピローグが若干異なるだけという見方もできる、どちらにせよ差分が5つということや)
あるヒロインのエンディングを見れば隠しヒロインが解禁されるっぽいけどそこまではまだ到達してない
次の選択肢までジャンプという機能があるからあまり興味のないヒロインは飛ばすこともできる
エロゲーの家庭用移植なのでもちろん濡れ場はもちろん裸のシーンもない
自分は絵に興奮はしない方だからそれでも構わんけどエロ抜きエロゲーというカレー粉の入ってないカレーに意味があるのかが謎やった
でも本作は非常に軽いノリの学園物でキャラクター達が生き生きとしていて読み物としてはともかくちょっと癒される
「いつものあの人を異性として意識するようになる瞬間」がテーマなようで共通ルートで恋に目覚めていくのは読んでいて面白かった
しかし反対に恋人になってからはバカップルが続いて読んでいられんかったな、濡れ場がないんだから見てもしょうがないし
ということでエロなしエロゲーというものについて可能性は感じつつもやはりスパイスを使っていないカレーは味気ないという認識かな
家庭用ギャルゲー、つまり濡れ場が初めから使えない作品はドリクラでもフォトカノでも基本的にはくっつくまでで終わらせているものが多いのも納得
恋人になるまでの過程には作品によっていろいろ差をつけられるけど一度恋人になってしまうとやることやるだけでエロゲーなら濡れ場を見せ場にできるがギャルゲーではできないからな
ということで布団で寝転がってできるのこそいいけれど本格的にやりたいならwindowsタブレットでも買ってFANZAなどのセールで本物のエロゲーをやった方が良いのではという結論になった
ただホワイトアルバムをはじめいくつかのエロゲーの家庭用移植をもう持ってるんだよなあ、抜くことに主眼が置かれていないストーリーで見せるタイプのゲームならやっても楽しめるかな