自動的に旅館を出てシャオの元へ
『ああ、◯◯か……。』
あの、さっきは……。
『もういいよ。』
え?
『パーパに口止めされてたって、そう言っていたじゃないか。』
……うん。
『それに、おかげでやっと気づいた。』
え……?
『ワタシは、知らない間に諦めようとしていたんだ。
マーマみたいになりたいと思うだけで、そうなれないと知っていたから、ただ、マーマを見ている事で満足しようとしてたらしい。
"ワタシには出来ない"
そうやって相手を尊敬したつもりで、諦める言い訳にしてたんだ。』
………。
『頑張るよ。
不器用にでも、一歩ずつ。
ワタシは、ワタシのやり方で前に進む。』
シャオパイ……。
『◯◯には、つまらないゴカイで迷惑をかけたな!
すまない。』
そんな事ないよ。
『でも、その、なんというか、アレだ…。』
どうしたの?
『いや。まあ、その……。
あのプロポーズは………
………ウソではないが……。』
あっ………。
(二人の間に沈黙が流れる)
シャオパイ。
『な、なんだ?』
あの時は、頭が真っ白になっちゃって何も答えられなかったけど……。
シャオパイがそう言ってくれて、凄く嬉しかった。
『そ、そうか…。』
でも…。
ヤンファンさんに頼まれてたからって、結局、何一つ、僕の口から伝えられなくて…。
『……。』
だから…
『いいよ。』
え………?
『だから、最初から言っているようだ。
もういいって。』
でも……。(あれBGMが消えたぞ…)
『ただ、もし、ワタシの気持ちに応えてくれるのなら、だまってワタシを抱きしめてほしい。』
え……?
『……ダメか?』
…………。
選択肢登場
空白
空白
空白
空白
空白
空白
何もしない