セルフィア平原 キノコ大橋
シャオパイ！
『……来ちゃったのか。』
………。
…来たらダメだった？
『………。
本当は、一人で決着を付けようと思っていたんだが。
そうじゃないと、今気づいたようだ。』
え？
『……そうだな。
ワタシは、キミが来てくれるのを、待っていたようだ。』
僕を…？
『うん。
一人膝を抱えて、祈るだけじゃなくて、きちんと言葉にして、キミに伝えたい。
だから……。
聞いてくれるか？』
…うん。（YES！YES！YES！）
『……ありがとう。
じゃあ、何から話そうか…。』
『そうだな。
まずは、ちょっとした身の上話から。』
……うん。
『ワタシはずっと、マーマみたいになりたいと思ってきたんだ。
キレイで、可愛くて、優しくて…。
そばにいるだけで、暖かい気持ちになれる。
ワタシは……そんなマーマが大好きだったんだ。
そんなステキな人になれたらって、そう思って頑張ってきたんだが。』
うん。知ってる。
『……うん。だと思った。
でも、ワタシはどうしたってマーマみたいになれそうにない。
……そんなことには、もう、とっくに気付いてたようだ。
それでも、やっぱりマーマはワタシの憧れで、それは今でも変わらないんだ。』
……………。
『だから、もし、キミがマーマを好きになっても……。
ソレは……仕方のない事だと……思うようだ………。』
シャオパイ……。
『けど。
それでも。
キミの事だけは、譲りたくないようだ。』
え……？
『諦めない。
キミの気持ちが、マーマに傾いていても。
キミが、心の底から、マーマを選んでいないのなら……
ワタシは、ワタシの全てをかけて、
キミを振り向かせてみせるよ。』
えっと…。（イイハナシダナー…）
『キミが好きだ。』
……っ！（音声付き…だと…！？）
『頭の先からつま先まで。
ワタシは、キミを愛しているようだ。』
シャオパイ……。（このボイスはやばい…！キモオタになってしまう…！！）
『だから…』