夜の女王:「『21世紀の“奴隷”、“奴隷”』って貴女さっきから連呼してるけど、彼等は最低生存費を受け取って家族全員を養えれば本当に満足してんのよ! 『21世紀の“奴隷”』って言い方やめて!」
真昼の天使:「シルビア・クリステルが主演した1981年のハリウッド映画『プライベート・レッスン』を観れば、最低生存費を受け取って家族全員を養えれば密航者は十分満足してるなんて嘘は言えなくなるよ」
夜の女王:「密航者であることを隠してメイドをしているマローの弱味を握ったお抱え運転手のレスターが、マローに大富豪の御曹司フィリーを誘惑させてフィリーを操り、大富豪の財産を持ち逃げする話だったよね?」
真昼の天使:「そう。 密航者は最低生存費を受け取って家族全員を養えれば満足だなんて真っ赤な嘘! 彼等は貴女がた夜の女王に弱味を握られ脅されて仕方なく最低生存費で従順かつ勤勉に働いてるだけよ! 奴隷だわ! 奴隷制は破滅する運命よ!」