真昼の天使:「『♪♪貴女 バカよねえ♭、おバカさんよねえ。♯後ろ指 後ろ指さされえてもお♬』っと! 貴女がた夜の女王は南北戦争で私達 真昼の天使に なぜ負けたか知らないの? ウィリアム・アーサー・ルイスの二重経済モデルを復習しなさいよ! 最低生存費で無制限労働供給が行われるシステムに安住している経済は、イノベーションによって利潤極大化を追求する経済に取り残され、やがて打ち負かされてしまうの!」
夜の女王:「はあ? 密航者を匿う私達の『聖域都市』、すなわちカリフォルニアもニューヨークも、貴女がた真昼の天使の土地、すなわち中西部のド田舎を打ち負かす程 豊かだけどね… 現実を見なさいよ!」
真昼の天使:「ブルジョア革命しかり、南北戦争しかり、東西冷戦しかり… 被支配者を農地に縛り付けて税を搾り取る『絶対王制』、すなわち最低生存費で無制限労働供給が行われるシステムは、イノベーションによって利潤極大化を追求する『ブルジョア革命の近代システム』によって破滅させられるよ!」
夜の女王:「“能力に応じて働き必要に応じて必需品を分配する”共産主義イデオロギーの何処が いけないって言うのよ! 勤勉で従順で無欲な労働者こそ世の中の主役であるべきだわ!」
真昼の天使:「その『勤勉で従順で無欲』っていうのが奴隷や社畜の定義そのものなんだってば! 共産主義計画経済に縛り付けられた労働者は奴隷そのもの! 綿花プランテーションの黒人奴隷は選挙権を持たなかったからアメリカは彼等に乗っ取られなかったけど、大量に押し寄せる『21世紀の“奴隷”』、すなわち密航者はアンカー・ベイビーによって選挙権を手に入れアメリカ社会を いずれ共産化してしまう!」
夜の女王:「『黒人奴隷に公民権を!』が貴女がた真昼の天使の主義主張じゃなかった? 『21世紀の“奴隷”である密航者に公民権を!』で良いんじゃない? 文句ある?」
真昼の天使:「アンカー・ベイビーを通じて21世紀の“奴隷”である密航者に選挙権を与え、夜の女王の支持基盤を拡大して、現在の無制限労働供給と最低生存費経済モデルを死守する積もりなのね?」