史実にからめた漫画の場合、読者がもう結末を知っているので
テーマのうち幾つかの峠を超えた歴史モノあるいは最も大きな峠を超えた(信が将軍になった)歴史モノで引きのばしするのは愚策
脚本がしっかりしたドラマ主体の作品なら、峠を超えてもまだ暫くの間は細やかな人間描写の機微で魅せることもできるが
ドラマを描ける余裕のない(または筆力のない)戦闘主体のバトル漫画でそれをやっても、同じことをぐだぐだ繰り返す冗長な連載になるだけ
そこが歴史漫画やファンタジー含むなんちゃって歴史モノが陥りがちな勘違いで
もう峠を過ぎたのに殆どがダラダラ長編化して尻すぼみで終わる