紙媒体としての本の傾向について言えば
提供側(出版社・編集者)が「本が読まれなくなったのは今の時代に合った作風じゃなく読みづらいから」と勘違いして
古典や長編をリライトさせたり軽佻浮薄に新訳を出したりコミカライズで説明したりするのはやめてほしい
それより巻末に付随情報(図版、当時の年表、作品の背景に興を添える客観的資料など)を豊富に載せるなどして本文や作者への理解を深めやすくしたり更なる興味を持たせるように工夫したほうがはるかにまし
読者を一律で馬鹿扱いしているのも情けないけど
それより自らが過去に有する膨大な知的財産を軽んじる姿勢が情けない