【傑作短篇】 【あらすじ】 理髪師の朝食、 パンの中から人間の鼻が出て来た。  彼の鼻は見付かり、病院に駆け込むが医師には治療を拒否されてしまう。  

1????????:2019/08/18(日) 15:10:43.40 ID:S8fs0rE7

 【傑作短篇】  【あらすじ】  ペテルブルクのウォズネセンスキイ通りで暮らしているイワン・ヤーコウレヴィチという理髪師が朝食を取っていると、パンの中から人間の鼻が出て来た。

 その鼻は常連客である八等官のコワリョーフの物であると彼は直ぐに悟った。

  この鼻をどうすれば良いのか悩んだ挙げ句にどこかに捨ててしまおうと心を決めて実行しようとしたが、知人や警官に見付かってしまい失敗する。

   そうした中で八等官コワリョーフは自分の鼻が消滅している事に気が付いて戸惑いながらも探す為に新聞社に広告を掲載して貰おうとするが、一笑に付されてしまった。

   その後、彼の鼻は見付かり、病院に駆け込むが医師には治療を拒否されてしまう。

ある日突然彼の鼻は元に戻り、コワリョーフは上機嫌な毎日を過ごす様になった。


      ↑ どこが 【傑作短篇】 なんだ ?????????wwwwwwww

2 過負荷的な話?  :2019/08/18(日) 15:11:29.10 ID:???

過負荷的な話?



カフカ的な話?

3『鼻』は1835年、ゴーゴリ26歳の時に上梓された作品である。:2019/08/18(日) 15:13:59.36 ID:???

『鼻』は1835年、ゴーゴリ26歳の時に上梓された作品である。

6.まとめ

この作品は、本来取れるはずの無い「鼻」が、主人公の体から分離して逃げ出し、役人になったり、喋ったり、リガへ高飛びしようとしたり、およそ現実世界ではあり得ない、一見超現実的な出来事がテーマ(主題)になっているかと思われる。
しかし、そうでは無い。作者ゴーゴリは巻末にこう記している。

― 不合理というものはどこにもあり勝ちなことだ(中略)こうした出来事は世の中にあり得るのだ。稀にではあるが、あることはあり得るのである ―『外套・鼻』ゴーゴリ 平井肇訳 岩波文庫 1938年 P.123

ゴーゴリは、なぜコワリョフともあろう人物が、新聞に尋ね人「鼻」の広告など出せるものでない位のことが分からなかったのだろう、と書いている。
それに、この一連の事件が何故起こったのか分からない、とも書いている。
また、世の作者(文学者、作家)がこのような題材をよくも取り上げるものだ、とも書いてもいる。
おそらく『鼻』はこうした作家たちに向けて書いた「風刺」の物語なのであり、現代の「おとぎ話」なのである。そして自虐を込めて、このような作品を書いた自分をも、そのような作家の中の一人なのだと言っている気がしてならない。

『鼻』からおよそ80年後の1915年に、プラハの作家フランツ・カフカが発表した『変身』にも、同じような不合理な出来事が描かれているが、『変身』の主人公であるグレゴール・ザムザが、突然毒虫に変身して感じた絶望感ほど『鼻』の主人公であるコワリョフは、自分の「鼻」が無くなっていることに絶望感は感じていないかのようである。
むしろ「鼻」を無くしたコワリョフの焦燥感や、擬人化した「鼻」氏の人物像に、ささやかなユーモアが感じられる。そこがゴーゴリの特色であり、同時代の作家の中でゴーゴリが抜きんでた存在になったゆえんであろうと感じる。


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