日本の知恵 #238

238名無しさん@Next2ch:2017/10/07(土) 23:53:39.42 ID:1PTd8XZM

 自衛隊の火器が敵陣に向けて、火を吹いたとき、日本はそれまでに
どのような行程を踏んで来たかではないか。日本に存在する莫大な
資産の存在、平和国家で培った平和への知識、平和憲法によって
齎された、基本的人権、平和への平和的な手段を全て出し切り、
極限までに追い詰められた日本人が、最後に選択した結論が自衛隊に
よる武力攻撃であるのか。

 世界で起こる多くの戦争、その結末は一言破壊であり、死滅、戦争は
精神を破壊し人間らしく生きる術を失い、ただ、平和を求め、食を求め、
みすぼらしくも彷徨う人々を生み出す、自衛隊という軍事組織が日本で
始動したとき、本当に日本という国家が再生できる可能性があるのか、
核兵器もあり、化学兵器もあり、その兵器が戦争という悪夢の中で
日本中に蔓延したとき、自衛隊と言う組織に正当性があるのか。

 自衛隊は暴力であり、その行為に正当性を見出す事は出来ない。
人が人を殺し、憎しみが憎しみを生み、一瞬の内に人間の空間を
破壊し、全てを奪う組織に現在社会を培う組織に成りえるというのか。
それ存在価値を現在社会の中に見出すことは出来ない。

 日本の自衛隊は70年以上、自衛隊の本質である暴力を振るったことは
ない。70年という長い年月の間に自分自身の価値感を見出す事の
出来なかった組織、このような組織を組織と呼んでいいはずもなく、
既に日本では自衛隊という組織は存在していないのではないか。

 例えば警察だ、日本国内で銃を持つことが出来るのは警察であり、
警察は銃を持つことが出来ない国民に取って、抑止力であり、
恐怖でもあるが、それでも犯罪は多発し、警察は日夜休む暇も無く
活動している。

 結局、自衛隊の軍事力は不必要だから使わないのであり、抑止力と
いう曖昧な力を強化しても、価値無き組織に価値を見出すことは出来ない。

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