学術会議元会長 “「提言」など多数公表”と反論
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4098057.html
日本学術会議をめぐる問題で、自民党幹部が「学術会議から長期間、答申などが出されていない」と批判したのに対し、学術会議の元会長が「提言」などを多数公表していると強く反論しました。
学術会議をめぐっては、自民党の下村政調会長が７日の会見で、「日本学術会議から政府に対する『答申』が２００７年以降、出されていない。活動が見えていない」などと批判していました。
これに対し、学術会議の２人の元会長が野党ヒアリングに出席し、６人の任命見送りに改めて反発するとともに、「提言」や「報告」の形式で学術会議の考えを多数公表していると反論しました。
「６名の任命を拒否して一体何をなさるつもりなんですかと。 答申がないというのは、あなた方（政府）が諮問しなかったからですよということだけなんですよ。喜んで喜んで活動するわけですから」（日本学術会議元会長 広渡清吾 東大名誉教授）
２０１１年に会長を務めた広渡東大名誉教授は、任命見送りについて「全く誤っている」「理由を言わなければ総理の責任は果たせないのではないか」などと指摘し、政府側に理由の説明を改めて求めました。