いつだったか働きアリの集団の中からきちんと働いている個体だけを
選別して他のコロニーに移したところ、以前と同じ割合で怠ける個体が
発生した、という記事をどこかで読んで感慨を深くした
まじめに働いているのに「貧乏くじを引いてしまった人たち」だけを
選別して救済することで正しい淘汰を促したいと期待しがちだけど
その希望自体が幻想である可能性があるわけだな
富める者にも貧しき者にも必ず一定の割合で怠ける、利己的な個体は存在する
そこには善とか悪とかでは括れない、人間の思惑をはるかに超えた何かが
あるような気がするんだな個人的に
だから資本主義とか共産主義という画一的な社会科学的視点ではなく
自然科学的な視点で社会を見直す必要があるんじゃないかと思うのね
まあいずれにしても今の政治には期待するべくもないけれど
めちゃ長くなったねごめん