カナダでまた「南京大虐殺記念日」制定の動き 今度はマニトバ州
カナダ中部マニトバ州の州議会で、旧日本軍が1937(昭和12)年に中国・南京を占領した12月13日を
「南京大虐殺記念日」と定める法案を審査する手続きが進んでいることが3日、分かった。
記念日制定を目指す動きは、同州に隣接するオンタリオ州議会でも動議が採択されたばかり。
今年は南京事件から80年にあたることから、記念日制定を目指す動きが激しくなっている。
カナダでまた「南京大虐殺記念日」制定の動き 今度はマニトバ州
カナダ中部マニトバ州の州議会で、旧日本軍が1937(昭和12)年に中国・南京を占領した12月13日を
「南京大虐殺記念日」と定める法案を審査する手続きが進んでいることが3日、分かった。
記念日制定を目指す動きは、同州に隣接するオンタリオ州議会でも動議が採択されたばかり。
今年は南京事件から80年にあたることから、記念日制定を目指す動きが激しくなっている。
中国国営新華社通信によると、マニトバ州議会の法案を提出したフィリピン系の女性議員は
「マニトバ州にいる多くの中国系住民の中には、親族に南京大虐殺の犠牲者がいる人も少なくない。
記念日の制定は犠牲者を追悼し、歴史の教訓を学び、悲劇を繰り返さないためだ」と語っている。
一方、オンタリオ州では同じ日に同趣旨の記念日制定を定める動議が州議会で採択された。
当初は昨年12月に法案として提出され、法案は二読会まで進んだが、委員会で審議されない状況が続いていた。
法案を提出した中国系のスー・ウォン議員が業を煮やし、法案可決の実現に向けた機運づくりとして動議を提出したとされる。
河野太郎外相は「(法的拘束力がない)動議に格下げになった」との認識を示しているが、
ウォン議員は「まず動議を可決して、その後に法案の可決を勝ち取る」と中国メディアに語っており、法案の可決になお意欲をみせる。
7月にオンタリオ州の状況を視察した自民党国際情報検討委員会の原田義昭委員長は
「動議をステップアップの材料にして、法案可決を目指す動きが激しくなる恐れがある」と述べ、警戒を強めている。
オンタリオ州では、10月28日には州都トロントで、中国系団体などが「南京大虐殺文物資料展」を開催しており、
南京陥落80周年を前に中国と無関係の第三国で日本をおとしめる運動が活発化している。
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/171104/wor17110408000001-n2.html