大阪府内の公立中学1、2年生を対象に12日に実施された府統一テスト「チャレンジテスト」で、府南部の中学校で2年生157人のうち、半数超の生徒が欠席していたことが分かった。学校側は、教員がテストの制度について話した発言が誤解を招いたと説明している。テスト結果は高校入試の内申点に影響するため、地元の教育委員会なども調査を始めた。
学校側などによると、2年生の教員が昨年12月、テストの結果次第で内申点が下がることなどを説明。生徒から「体調不良ならどうすればいいのか?」と質問があったため、「その場合は休んでいいが、がんばれ」などと話したという。
ただ、その後生徒間で「休んで良いと教員が言った」「内申が下がるなら休もう」などの話が広まったという。教頭は「休んで良いと誤解したり、過度の心配を生んだりした可能性がある」と説明する。
結局、テストがあった12日は、2年生の生徒157人のうち88人が欠席。そのうち60人が体調不良、28人が家の都合を理由にあげたという。学校では13日、臨時の学年集会を開いて指導したという。13日の欠席者は12人に減ったという。
テストは府内の約480校(約14万2千人)が対象で、中2は国数英理社の5教科を受けた。生徒の学力の把握や内申評価の公平性を図るために昨年度から本格的に導入。結果は生徒の内申点の補正に使われる。
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http://www.asahi.com/articles/ASK1F3SXZK1FPTIL00P.html
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