【社会】機動性を欠く日本の高等教育 勉強しない学生より深刻なプロ意識の欠如したトップエンド #2

2番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2016/03/04(金) 01:29:56.49 ID:cLvG4fwq

「可能性を残したい」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46241?page=2

東大の入試はやや特別です。志望の学部学科を特定しないのです。「文科Ⅰ類」「理科Ⅲ類」といった大枠で学生採用し、細かな志望は入学後の成績で割り振りがなされる。
これを「進学振り分け」通称「進振り」と呼んでいます。
理科Ⅲ類は医学部医学科、文科Ⅰ類は法学部、などと、進学先がほぼ決まっている科類もありますが、東大に入ってくる学生は大半が「東大」あるいは「東大文N」「理M」に入るという形で、その先「何学部」に進みたいとか「何学科」に入りたいとは考えてこない。
私自身は、実は最初は文系で受験し、親父と同様の経済学をやろうと思っていましたが、浪人して留学した西ドイツ(当時)での経験から理科に転向しました。
理学部で物理学を学ぼうと思って理科Ⅰ類に入学、2年次後半からは理学部物理学科で、修士以降の大学院では理学系研究科物理学専攻で学びながら、国際コンクールなどで音楽のキャリアを積み重ね、ドクターの途中で両立し切れなくなって物理を離れた経緯でした。
社会は東大入試には注目しますが、東大生たちの日常生活やそこでの問題、悩みなどには注意を払いません。しかし多くの1、2年生にとって、自分の進学先をどこにするかという「進学振り分け」は、結構深刻な問題として彼ら彼女らを悩ませてもいます。
先週、私のゼミの合宿があり、東大生と芸大生あわせて十数人と2泊3日のメニューをともに過ごしましたが、進学先が決まっていない1年生に「どこに行きたい」と尋ねると6割がた「まだ決まっていない」と言います。
また進学している3、4年生などに「5年後、何してる?」あるいは「何をしてみたい?」とたずねてみると、非常に曖昧模糊としていることが多い。
これと比べると、芸術系の人はもっと「やりたいこと」が明確です。「留学」「大学院進学」など、きっぱりした答えが帰ってくる。
この違いをことさらに強く意識するのは、私自身が音楽ではやるべきこと、やりたいことがローティーンからはっきりしていたのに対して、物理をやろうと思ったのは19歳でした。
そして、実際進んでみた物理学科で<物理の何をどうしたいの?>とたずねられると、漠然と素粒子はかっこいい、みたいなことは思っており、本などもそれなりにたくさん読んでいました。

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