朝日新聞社メディアラボは3月25日、クラウドファンディングの新サービス「A-port」をオープンした。
サービス開始にあたり、映画やアートなどのプロジェクトを扱う
クラウドファンディングの大手サイトを運営するMotionGallery(モーションギャラリー)と提携しており
決済システムや運営を同社がサポートする。
なぜ新聞社がクラウドファンディング事業に進出したのか
クラウドファンディングによりものづくりを支援することで何を目指していくのかなどについて
朝日新聞メディアラボの中西知子氏、荻沼雅美氏に話を伺った。
依然認知が少ないクラウドファンディングの魅力を定着させたい
--まず、なぜ朝日新聞社がクラウドファンディング事業に進出するのか、その経緯を教えてください。
中西:きっかけは、朝日新聞のグループ内で開催した2013年の新規事業創出コンテストでした。
そもそもクラウドファンディングを知ることになったのは
私の知人がクラウドファンディングで映画の製作費1000万円を募るという試みをしていたことで
最初は私も“多くの人からお金を集める仕組み”という程度しかクラウドファンディングについて知らず
気軽な気持ちで少額の支援をしていました。