夏の近親相姦 ID:05LnC25E

69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2018/07/30(月) 10:19:55.84 ID:05LnC25E

翌日の朝である。 僕の眼下で妹のサトミがほっぺたをふくらませている。
「なあ! タクヤ虫! ヒトミねえちゃんたちだけで遊びにいくなんてずるい! サトミもつれてってよ!」
この生意気な小学五年生は常に僕を虫扱いする。
小さな頃からみっともない兄ぶりを晒しつづけ、ある日サトミが大事にしてたぬいぐるみを
家に遊びに来てたクラスメイトに盗まれ、それを取り返してくれるよう泣いて懇願する妹を
面倒事を嫌う僕は悉く無視した。
結局ぬいぐるみは母さんがあちらの親とかけあって取り返してくれたが、兄の信頼は完全に失墜。
以来僕はサトミにとってまるで頼りにならない他人以下のタクヤ虫になった。
漫画やアニメによく出てくる無条件で兄大好きな妹を見るにつけ、僕は冷めた気持ちを抱くのである。

70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2018/07/30(月) 10:20:39.30 ID:05LnC25E

ヒトミねえちゃん達がやってきた。 サトミの同行はあっさり認められる。
「やったあ!! やっぱヒトミねえちゃんはやさしいなあ
 ええっと、母さんも父さんも出かけてるから… おじいちゃんおばあちゃんに断ってくるぅ!」
今まで連れていかないと言ってた僕がまるっきりピエロだ。
これでまた妹の中で兄に対する狭量度が加算されタクヤ虫のクズっぷりがレベルアップした。

71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2018/07/30(月) 10:22:16.10 ID:05LnC25E

家の外に出るとリョウスケさんの古めのワゴン車が停まっていた。
「おはようございます あなたがタクヤさんやね 私はリョウ君の彼女やってるカスミといいます どうぞよろしうに」
リョウスケさんの彼女のカスミさん。 
真面目そうな眼鏡少女な彼女は僕の学校の副生徒会長のナルミ先輩に印象が似てる。
そういえば僕の一学年上でその点もナルミ先輩と同い年か。
でもカスミさんのほうが柔和な感じで、何より肩から下のボリュームが段違いだ。

72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2018/07/30(月) 10:23:43.64 ID:05LnC25E

「あ、どうも リョウスケの友人で今回の運転手役のサダオといいます どうぞよろしく」
もう一人、不意に話しかけてきたカスミさんのお兄さんというこの人は
失礼ながら見た目の地味さや影の薄さが何か自分に通ずる感じの人だ。
「ん? 何か僕の顔についてるかい?」
「え… いえ、すいません タクヤといいますどうかよろしく… サダオさんは関西弁じゃないんですね」
「僕は東京の大学に通ってるからね あくまで東京の大学であって東京大学じゃないからね
 で、今は帰省中 寄生虫じゃないからね いや寄生虫みたいなものか
 全面的に親に学費生活費出してもらってるからね、ははは」
自分に似てるのはぱっと見の印象だけだと思った。

75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2018/07/30(月) 13:03:30.53 ID:05LnC25E

これ以上増やしませんたぶん


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1001名無しさん@Next2ch:Over 1000 Thread

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