みなさんに相談があります。 #9

9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/05(土) 03:06:35.97 ID:ahZrh/VA

(続き)
いっぱいいっぱいです。
でもそんな僕を尻目に彼女に近づく男子生徒がいたのです。そいつも同級生でした。
二人の距離は徐々に近づいていきました。端から見ていた僕はそれに気付いていたのです。二人が教室で話をしているのを見ました。携帯のアドレスを教え合っているのを見ました。その男子生徒が彼女のお気に入りの音楽グループについて話しているのが聞こえてきたこともあります。
僕は焦り始めましたが、それでも彼女に話しかけることができませんでした。
そしてついに二人はバレンタインデーを境に付き合い始め、僕の恋は儚く散ったのです。10ヶ月の夢でした。


もし仮に、いずれかのタイミングで僕が彼女に話しかけていたら、この恋の結末は違ったものになったのではないでしょうか。僕の夢は現実となり得るものだったのではないでしょうか。

「そんなわけねえだろ糞して寝ろ」とあなたは言うでしょう。僕も同意見です。
起きたことだけが事実。歴史に対するifが無意味なように、人生に対するifにも意味はないのでしょう。


僕はなにも彼女とお付き合いをできるなどと本気で思っているわけではありません。そんなのは根暗の戯言です。わかっています。

ではなにが言いたいか。
変なことを言いますが、僕の高校生活はある意味で完全無欠に近いのです。と言うのも、「ああすればよかった」という具体的な不満があまり無いからです。これはおそらく、僕の高校生活があまりにつまらないものだったからだろうと思います。たいした出来事がないぶん、なにかしらの行動に対する後悔も少なくて済んだのでしょう。もちろん、「もっと楽しい高校生活を送りたかった!」という不満もありますが、これは単なるないものねだりです。どんな高校生活を送ったとしても、この手の不満は残るだろうと思います。

そんな僕の高校生活で諦めきれないことが、「彼女に話しかけることができなかったこと」なのです。ちょっと声を掛ける勇気も出なかった。そのことが、孤独で、面白味もつかみどころもない高校生活において唯一はっきりとしたかたちをもつ心残りなのです。
この心残りを払拭したとき、精神的な意味で僕は新たな一歩を踏み出すことができると思うのです。経験に学ぶという愚を犯してでも、あの頃の僕から成長したいのです。
その絶好のチャンスが今回の同窓会だと気付き、このような乱文を書こうと思い立った次第です。


話が思いの外長くなってしまいました。冒頭の話に戻らせていただきます。

問題は彼女が同窓会に来るかどうかなのです。
僕は次のように考えます。

彼女が同窓会に来ない場合→僕にとって同窓会は意味のないものになる。ただの時間の無駄遣いであり、行きたくない。

彼女が同窓会に来た場合→僕の後悔を払拭するために行動すればいい。しかしどうやって?彼女は僕のことを覚えているだろうか。いや覚えていないだろう。いかな高校生とはいえ、クラスの根暗ぼっちを気に掛けるほど暇じゃないはずだ。となれば彼女からすると、わけのわからない気持ち悪い男から声を掛けられたことになる。旧友との仲を温めるために同窓会に参加しただけなのに、こんなことがあっては台無しだ。よしんば覚えていてくれたとしても、それでは下心が伝わってしまい、結局彼女に不快な思いをさせてしまうだけだ。やはり行かないほうがいいのだろうか。いやしかし…。


…となり、ひとりでは抱えきれなくなってしまいました。

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