俺が中2の時にひぐらしにハマって書いた痛い小説読みたい? #7

7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/11/30(月) 23:38:49.03 ID:CiC45d3A

 僕は夢を見た。
 星や、月、人までもが自分の心臓に吸収される夢。
 自分はいい気になっていた、そんな気がする。
 
 野鳥の声が大きすぎて飛び起きてしまった。体が少しこわばっている。
 とりあえず、昨日コンビニで買っておいたカレーパンを一口ほおばる。
 カレーのスパイスが口内に広がり、
 じゃがいも、にんじんがところ狭しと口の中に入ってくる。
 
おいひい。カレーパンは人類の味方だ。
 一息ついて、僕は身なりを整える事にした。
 リビングにはもちろん何もない。がらんどうだ。
 布団やらは数日後に届くと言っていたため、
 今日もまたゴザ寝になるかと思うと気が重くなる。

  ベルが鳴った。
 扉を開けたら、そこには和美ちゃんが立っていたのだ!

「な、何故僕の家を」
「家の場所とかも知れ渡っているわ」
「そして、何故ここに?」
「決まってるじゃない、今日学校よ」

 頭の中のカレンダーは見事に月曜を指していた。
 初日からか…

  僕達は学校に向かって走っていた。
 走っても歩いても遅刻は遅刻なのだが…
 じゃり道が僕らのスピードの邪魔をする。
 そうして目の前に古い学校が現れた。

  「ここがまだ坂木村だった頃、そのときの村長さんが教育熱心な方で、人口もそんなにいなかったのに学校を作ったのよ。
 今では市の文化財に登録されてるわ」
 そして、和美ちゃんは扉を開けた。
 
 「ようこそ、われわれの『大本営』へ」
 こうして、僕は足を踏み入れたのである。

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