俺が中2の時にひぐらしにハマって書いた痛い小説読みたい? #41

41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/01(火) 18:27:15.08 ID:m5pcPhV9

 ドアノブを開き、数歩歩くと奥から店主と見られる男性が詰め寄ってきた。
「君は、麻耶さんかね」見た目は60代、おじいさんだ。

「は、はぁ」

 部屋は見た所”マジックのタネ”屋さんではない。
 よくわからない数値をたたき出している機械や、派手なビープ音を奏でている箱。
 科学者と言ったほうが良いのではないだろうか。
 とりあえず和美ちゃんがウソを付いているのは分かった。

「和美ちゃんの友人だそうな」
「ええ。よく仲良くさせてもらっています」そう言うと、おじいさんは笑顔になった。

「お茶はいらんかね?」小汚いカップになみなみとウーロン茶がついである。手に取るのはやめとこう。

「あのぅ、ここってなんですか?」

 和美ちゃんが割って入ってきた。
「だから、マジックのタネのお店だよ!」
「しらばっくれるのはやめなよ、ここはどう見てもそんなお店じゃないよ!」

「?」
「もう帰ろう。」和美ちゃんの手を引っ張る。
 ここから出ないとやばそうだ。

「ちょっと待ってくれ、麻耶さん」
「なんですか?」何を言っているんだろうか。

 おじいさんが急に頭を抱え込む。僕も和美ちゃんも怪訝そうな顔をした。

「和美ちゃん、ちょっと外に出ていてくれ」
 鍵をかけ、ふぅと息をつくと、僕に話し始めた。 

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