ですりん「い、いやぁ......さわらないでぇっ......」ジタバタ ID:2LMi3C7X

43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/09/04(金) 03:34:56.87 ID:2LMi3C7X

「ねぇ......。ねぇお前らぁ......今日はしてくれないの?」
細い首に鎖をつけ、愛撫を待つ猫のように頬を擦り付ける少女。その傍らには退屈そうにパソコンを弄る男の姿があった。
「......ん、......ああ、また我慢できなくなっちゃったのかお?この淫蕩がお 」
呆れたように浴びせられる言葉は、少女の股を濡らす道具でしかなかった。
「えへぇ......だって......お前らが悪いんだよぉ。私をこんなにしたんだからぁ」
そう言うと、恥ずかしげもなく自分の胸を抱き寄せ、男を誘惑する。
「......しょうがないお。ほら、これが欲しいんだお?自分でしたいようにしてみろお」
そう言うと、男は黒々とした自身を取りだし、少女の口に宛う。
少女はすぐさま恍惚とした顔とその熟れた唇で男を慰め始めた。
「......んっ......んふ、ねぇお前ら、気持ち良い?」
男はなにも返さなかった。少女はなおも続ける。
「......んっ......ぷはぁ、ねぇお前ら、一体どうしたの?最近ずっとそうじゃない」
少女の言葉に、男は大きくため息を着いた。
「......はぁ。......ですりんたん......いや、お前はもうただの娼婦かお」
冷たい視線を向ける男。その瞳は、もはや少女を罵る事もしていなかった。
「......は、はぁ......?ちょっと、なにいって......」
「......はぁ、やっぱりダメだお。自分から男を貪るビッチと成り果てたお前には、もう毛ほども興味ないお」

44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/09/04(金) 03:59:21.33 ID:2LMi3C7X

そう吐き捨て、男は煙草を一本取りだし、退屈そうに火をつけた。
「ちょっと、どういうこと......?私は......」
「どういうこともそう言うこともねえお。もうお前に価値はないし、ヤッてても興奮しないんだお。むしろ萎えてくるお」
もう男は少女の目を見ることもしなかった。もともと、嫌がる相手に快楽を浴びせることに悦びを得ていた男にとって、逆に快楽を望むようになった少女を飽く事は必然であった。
「そ、そんな、まって、もう慣れ慣れしくしないい、嫌がる演技もするから......だから......」
すがる少女。地の底に墜ちた彼女にとって、もはや快楽は一筋の光であった。その光さえ、今遮られようとしている。
「......全然分かってねぇお。いいかお?お前の賞味期限はもう過ぎたんだお。もういいお、ほら、鎖を外してやるからどっか行けお」
男が鎖に手を伸ばす。それを必死に止める少女。
「嫌っ!やめて......。今お前らにまで捨てられたら私はもう......」
そう言いながら、鎖を愛おしいそうに撫でる少女。まるで、その鎖が、狂気と正気を繋いでいるかのように。
「......じゃあお。お前、お使いくらいはできるかお?」
「......おつ......かい?」
「お前の友達のエリカを、ここに連れてこいお。」
「エリカを......?でも、どうし......」
その言葉を遮るかのように、男は吠えた。
「つべこべ言ってんじゃねえお!やらねえならとっとと出けお!」
ビリビリとしたその大声に、少女は竦み、怯えた。
「ご、ごめんなさい......連れてくる......きます......」
涙を流しひれ伏す少女。その肩に、大きな掌が触れた。
「さすがだお。ですりんたんはやっぱり最高だお。......じゃあ、続きをするかお?」
その言葉に、少女は歓喜し笑った。
「......はいっ......はいぃ......」
そして、少女は涎を垂らしなから好物を頬張る。喘ぎ仰け反りながら見た窓の外は、酷く曇っていた。


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