【紫陽花】CardWirth(カードワース)【半夏雨】 #691

691以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/09/29(火) 19:21:26.73 ID:8WL+Kwvu

ウィードや狼に追われながらも何とか涙を止める花を見つけた一行は、今最大の難関に直面していた。
気付かない内に熊の縄張りに入り込み、二匹の熊と交戦状態に陥ったのだ。興奮する熊の薙ぎ倒しが猛威を振るい、翻弄される一行。
僅か1ターンでキース・ロウが意識不明に。重傷を負ったアラン・スミシーは器用に防御しながら弓矢と連携し、辛くも熊二匹を討ち取った。

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涙を止める花を摘み取った一行は岐路に着こうとすると胡散臭い女に声を掛けられた。花を800spで譲って欲しいと言うのだ。

アラン・スミシー「800sp?大した金額だな。どうするキース?」
キース・ロウ「勿論、断るに決まっているでしょう。依頼を引き受けたからには依頼人の言葉は絶対です。譲る訳には行きません。」
弓矢「見直したぞ、キース!それでこそ冒険者だ!」
キース・ロウ「俺の主義に従っただけです。」
かくして、少年に涙を止める花を届けたラーデック・グリズリーズは300spを得て、多大な任侠心を見せた。


数日後、更なる技能を探し求める為に闇市に向かった一行はそこで意外な人物を見つける。

キース・ロウ「?この声…。」
ライオール「幻の万能薬『涙を止める花』がたったの1000spだよ~!」
客「おう買った!」
客「ちょっと待て!俺が1100spで買うぞ!!」
客「待ってくれ!俺には病気の娘がいるんだ、譲ってくれ!」

アラン・スミシー「…これは一本取られたな。」
弓矢「病に伏した人はいなかったのか。良かった、良かった!」
キース・ロウ「良くありませんよ!ああっ、あの時、売っていれば…っ!」
アラン・スミシー「依頼人の言葉は絶対なんだろ?」
キース・ロウ「それを言われると立つ瀬がありません!ああっ、なんて事だ!!」

地団駄を踏んで悔しがるキース・ロウ。ああ、彼等の行く先に幸多き喜びはあるのであろうか?!以下、次回へ続く。


ここまで読んでくれてありがとう!
ちょっと背後が立て込んできたので、安価は11月以降にお願いしに上がります

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