31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/27(金) 18:39:40.94 ID:qkU7OYgh何時間か経って、ようやく着いたA県
ロリ子「ここから○○菓子店行くには……ゲッ!バスで乗り継いで4時間もかかるの……。日跨いじゃう」
メール『A県に着きました。これから駅を出て○○菓子店に向かうので、着く頃には日付け変わってると思います』
ごま◆『了解しました。合流できれば良いのですが、生憎ちょっとした用事があり、そちらへは行けません。○○菓子店に現地集合でお願いします』
ロリ子「……せめて迎えに来て欲しかったわ」
ーーーーーーーーーー
メールでのやり取りしかしてない
なのに何故か、彼は信用できると感じていた
ロリ子「私の思い込みかもしれないけど……」
揺れるバスを幾つか乗り継いで、菓子店へと急いだ
ロリ子「……スレ立てよ」ポチポチ
『バスの中で出来る暇潰し教えろ』
お前ら『>>32』
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/27(金) 19:32:56.44 ID:qkU7OYghロリ子「……」ヌギヌギ
ロリ子「皆さんよくお聞きッ!今からこのバスで全裸社交ダンスをします!!」
客「なにやってるんだあの子!?」
ロリ子「あなたがたもはやく脱ぎなさい!!」
客「気でも狂ってるんじゃないか……?」「警察警察……」
ロリ子「クッ……」
客「あっもしもし警察ですか……」
おっさん「……」
おっさん「……度胸あるお嬢さんじゃのう」
客「……?」
おっさん「ええで、ワシは乗った。なに、ただの暇潰しじゃ」ヌギヌギ
客「変質者……!変質者だ!!!」
(^q^)「ぼきも脱ぐぅ」ヌギヌギ
おっさん「おまんらよく聞けや。ええか?ただバスに乗っとってもケツが蒸れてムラムラするだけや」
客「……」
おっさん「ならな、すべてを解放し、ありのままの自分をさらけ出す。それが、人のあるべき姿なんとちゃうんかい」
ロリ子「おっさん……」
客「……ゴクッ」
おっさん「恥じらいなんて必要ない。今からこのバスの中は無法地帯じゃああああああ!!!」
客「ひゃっほあおおおおおおおおおおううう!!」ヌギヌギ
ロリ子「運転者さん、ミュージックスタートよ!」
運転者「任せな」カチッ
~♪~♪~♪
客「イェアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
おっさん「さ、お嬢さん。わしと、『大人の社交ダンス』しようやないか」
(^q^)「ぼきも」
ロリ子「ふ、二人同時なんて……」
おっさん「大丈夫や。わしも糞まみれでいつもしとる。快楽の扉のカギは、わしが開けたる」
ロリ子「……わかったわ」
おっさん「じゃあ、わしはうんこ穴開拓するで……大丈夫や。ローションは常備しとる」メキメキメキ
ロリ子「ぎゃあああああ!!!いだいよおおおおおあああああだすけでええええ!!!」
(^q^)「ぼきはノーマルホールインワン」ズブズブ
ロリ子「んほおおお!壊れちゃうっ……!壊れちゃのぉおお……!!」
おっさん「ふんっ!ふんっ!女のっ!穴もっ!ええもんやっ!なっ!」パンパン
ロリ子「あああああああぅうあうあうあうああああ!!!」
(^q^)「あうっあうっあうっあうっあうっあうっあうっあうっ」パンパン
ロリ子「嫌あああ!抜いてッ!痛いいい!あああ痛いよおぉおおママァ……!」
おっさん「うるさいんじゃボケッ!!」ドスッ
ロリ子「うおぇっ……」
(^q^)「うるさいんじゃボケ。うるさいんじゃボケ。うるさいんボケ」ドスッドスッドスッ
ロリ子「うおげぇぇええ……!」ゲロゲロゲロ
おっさん「オラオラオラ!!死ねや死ねやっ!」
ロリ子「うおぇえ……あっあぁあ…………」
ロリ子「チーン」
おっさん「なんやもうギブアップかいな。所詮、女やな」
(^q^)「あうっあうっあうっあうっあうっあうっあうっあう」パンパン
おっさん「おいもうやめたれや。まじで死んでまう」
(^q^)「……不完全燃焼」
おっさん「せやな……。わしらで二回戦、やろか」
(^q^)「え……」
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/27(金) 19:57:58.49 ID:qkU7OYgh運転者「お客さーん、終点ですよー」
ロリ子「んぅ……」
運転者「お客さーん」
ロリ子「!?」
運転者「大丈夫?かなりうなされてたけど……」
ロリ子「え、えぇ……」
運転者「ここ終点だけど、大丈夫?どこか寝過ごしたとか……」
ロリ子「○○菓子店は……」
運転者「降りてから海に向かって10分も歩けば着くんじゃないかな」
ロリ子「そう……ありがとうございます……」
ーーーーーーーーーー
ロリ子「日跨ぐどころか、もう夜中の3時……」
メール『すみません、思ったよりも遅くなりました。今バス停降りたので、もう少しで着きます』
ロリ子「まだいるかなぁ……。いないだろうなぁ」
ピロリーン♪
ロリ子「あ、返事きた」
ごま◆『大丈夫です。こちらとしても、好都合ですので』
ロリ子「……」
ロリ子「またレイプか……。夢でも死ぬほど犯されて、現実でもまたレイプされて……。何やってるんだ私は」
ロリ子「……」
ロリ子「まぁ、もういいや。なるようになればいい」スタスタ
ーーーーーーーーーー
ロリ子「あれが……」
『○○菓子店』
ロリ子「……」ポチポチ
メール『着きました』
ロリ子「……」
ロリ子「……返事がこない」
ロリ子「……」
???「こっち、着いてきて」
ロリ子「!?」
???「……」スタスタ
ロリ子「ちょっ……なんなんですか……!」
メール『ごまさん、どこですか?』
???「……!?」ピロリーン♪
ロリ子「あの人がごまさん……?どういうこと?あぁ、もういいや。行きます行きます行きますよー」スタスタ
ごま「……」スタスタ
ロリ子「……」スタスタ
ごま「……」
ロリ子「すみません、どこまで歩くんですか……?」ハァハァ
ごま「黙って、着いてきて」スタスタ
ロリ子「……はぁ。レイプするならはやくして下さいよもう」
ーーーーーーーーーー
ロリ子「……かれこれ一時間は歩いた」スタスタ
ごま「……」スタスタ
ロリ子「もうすぐ日の出ですよ、もう……」
ごま「着いた」
ロリ子「……海?」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/27(金) 20:16:05.27 ID:qkU7OYghごま「改めまして、こんばんわ。僕の名前は『あさのあつき』」
ロリ子「え……?」
あさのあつき「よくここまで来てくれたね。本当にありがとう」
ロリ子「どういうこと?」
あさのあつき「僕はね、○○菓子店の一人息子なんだ。こんな僻地に店があるもんだから、出会いがなくて……」
ロリ子「……」
あさのあつき「102chで僕のことを誰かが探して、会いに来てくれないかならな、と思って」
ロリ子「そんな……。ほぼ0の確率に近いのに……」
あさのあつき「それでも君は来てくれた」
ロリ子「……」
あさのあつき「最も、最初は普通に102ch楽しんでたんだよ。誰かと出会う発想なんて微塵もなかった」
ロリ子「じゃあどうして……」
あさのあつき「……」
あさのあつき「もうすぐ、その答えがわかる。というより、もうHIPのコテ雑に答えは出てるんだけどね」
ロリ子「……?」
あさのあつき「……あと1分」
ロリ子「……」
あさのあつき「時間だ」
ロリ子「……」
ロリ子「太陽が、昇る……」
ロリ子「綺麗……」
あさのあつき「僕は102chのとある板で普通に雑談していたんだ」
ロリ子「……」
あさのあつき「それで、近くの海から見える『朝の暁』がすごく綺麗だって書こうと思ったら」
あさのあつき「誤字で『あさのあつき』となった」
ロリ子「……」
あさのあつき「奇しくも、それは僕の本名でもあった」
ロリ子「……」
あさのあつき「どうせなら、このまま誰かと出会いたい、そう思った」
あさのあつき「ごめんね、本当はただの出会い厨だった」
ロリ子「いいえ……」
あさのあつき「……これが、君の旅の答え」
あさのあつき
朝の暁
ロリ子「……」
誤字が生んだ物語
私はずっと、あさのあつきと朝の暁を見続けた
おわり
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