安価でSS書く ID:T3hSbme+

11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/27(金) 00:05:14.81 ID:T3hSbme+

お嬢様◆『あさのあつき?誰ですの?』

お前ら『あさのあつこのタイプミスでは?』

ごま◆『だよなぁ……。すまんなんでもない』

お前ら『あさのあつき……別のスレでも見たな』

ロリ子「……コテ雑の人に聞いてみようかしら」

【HIP コテ雑スレ】

お嬢様◆『こんにちわ。あさのあつきってどなたかご存知?』

ルーベラ◆『あ、お嬢様。今その話題で持ちきりよ』

河童マン◆『ごまってコテが聞いて回ってるらしい。誰なんだろうね』

ごま◆『やっぱ知らないか。すまん忘れてくれ』

お嬢様◆『実在する人間なのかしら?』

ごま◆『あぁ。訳あって探してるんだけど、人が多いこの掲示板なら知ってる人いるかなと思って』

河童マン◆『あさのあつこのタイプミスじゃないん?』

ごま◆『他のスレでも言われてたけど、違う。ちゃんとした人間』

ルーベラ◆『実在する人間を不特定多数が見る掲示板で触れ回るってのもどうなの?』

ごま◆『だよな……。すまん』

ロリ子「……」

この日のHIPは『あさのあつき』が誰か、その話題で持ちきりとなった

ーーーーーーーーーー

一晩かけて出た答えは2つ
・『あさのあつこ』のタイプミス
・『夜のたんぽぽ※』というコテの本名
夜の→朝の
厚木(あつき)→あつきタンポポ教室


河童マン◆『これが限界かなぁ』

ルーベラ◆『名前だけじゃ、材料が少なすぎる』

ごま◆『その「夜のたんぽぽ」ってコテはどこにいるんだ?』

お嬢様◆『そういえば、最近見ませんわね』

ごま◆『そうか……』

河童マン◆『お前は「あさのあつき」のなんなんだ?』

ごま◆『いや、ちょっと色々あってな』

ルーベラ◆『なんだよそれ』

ごま◆『すまん、ありがとう。もしまた何か情報あったら「aaaa@.com 」まで連絡くれ』

河童マン『まさかの出逢い厨wwwwww』

ルーベラ◆『キモすぎどっかいけよ』

ロリ子「……」

河童マン『お嬢様、連絡しちゃ駄目よ?』

お嬢様◆『わかってますわよ』

ロリ子「……」カチャカチャ

私は、気になっていた
『あさのあつき』が誰なのか

ロリ子「どうせ時間はたっぷりあるんだし……」カチャカチャ

メール『こんにちわ。私はお嬢様◆というコテハンの者です。良かったら、「あさのあつき」さんの捜索に協力させてください』

ロリ子「……送信っと」カチャカチャ

※.netのVIPに実在したコテ。今もいるかどうかは知らん

15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/27(金) 00:26:14.56 ID:T3hSbme+

ごま◆『メールありがとうございます。そちらがよろしければ是非、協力お願いします』

『一度だけ確認しますが、出逢い厨じゃないですよね?』

ごま◆『違いますwww』

ロリ子「ふふふ……」

それから私は、『あさのあつき』の情報をかき集めた

住人『あさのあつき……。どっかで聞いたことあるような』

お嬢様◆『本当ですの!?教えてくださるかしら』

住人『いや、個人情報だからなぁ。さすがにまずいだろ』

ロリ子「それもそうよね……」

お嬢様◆『お願いします。私も必死で探しているんです』

住人『うーん……じゃあさ、俺の指定する場所に来たら教えてあげる』

お嬢様◆『え……』

住人『なに?知りたくないの?』

お嬢様◆『……わかりましたわ』

メール『あさのあつきさんを知っているかもしれない方とお会いすることになりました』

ごま◆『本当ですか?あまり無茶をしてはいけませんよ。もし危ない人なら、即刻警察に連絡してください』

メール『わかっております。また何かわかりましたら、メール致します』

ロリ子「ふぅ……」

ロリ子「これで、いいよよね……」

ーーーーーーーーーー

ロリ子「H県T市のT駅東口……ここであってるわよね……」

メール『着きました。どこにいらっしゃるの?』

ロリ子「……」

住人『あれ、もしかしてゴスロリ衣装の子?』

ロリ子「えっ……」キョロキョロ

メール『そうです。見つけたなら声かけてください』

ロリ子「……」

住人「こんにちわ」

ロリ子「!?」

住人「本当に来るとは思ってなかった」

ロリ子「……」

住人「俺は斎藤です。よろしくね?」

ロリ子「ロリ子です……」

斎藤「こんな場所じゃアレだし、移動しよっか」

ロリ子「……はい」

18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/27(金) 00:47:55.44 ID:T3hSbme+

斎藤「緊張しなくていいよ。アイスコーヒーでいい?」

ロリ子(緊張じゃなくてコミュ障なんだよ!)

斎藤「……」

ロリ子「す、すみません。あの、『あさのあつき』さんの情報……」

斎藤「あーはいはいちょっとまってね」

斎藤「実は俺もよく知らない。ただひとつ、知ってることは……」


「わさび味ののど飴」


斎藤「これだけなんだよね」

ロリ子「えっ……」

斎藤「本当、個人情報とか書いたけど、俺も又聞きに又聞きを重ねた感じだからさ」

ロリ子「そうなんですか……」

斎藤「……」

ロリ子「……」

斎藤「ロリ子ちゃん、お家どこ?」

ロリ子「……M県です」

斎藤「意外と近いんだね。どうする?もう帰る?」

ロリ子「……まぁ、もう特に用はないですわね……」

斎藤「そっか。じゃあ送ってこうか?」

ロリ子「そんな……悪いですわ」

斎藤「いやいやいいよ、遠慮しないで」

ロリ子「……」

結局、斎藤の好意に甘えることになった

ーーーーーーーーーー

━━私はなんて迂闊なのだろう
世間知らずにも程がある

ロリ子「あ、あの……駐車場遠いんですね……」

斎藤「まぁね。この先抜ければすぐだから」

ロリ子「……」

斎藤「……なんてね」

斎藤「動くなよ。殺すぞ」スチャッ

ロリ子「ひぃっ……」

人気がなくなった路地裏
喉元のカッターナイフ

斎藤「馬鹿な子だなぁ。本当に来るんだもんなぁ」

ロリ子「……」ブルブル

斎藤「わかってんだろ?脱げよ」

ロリ子「……いや」

斎藤「殺すぞコラ」

言うことを聞くしかない
私は、すべてを諦めた

ロリ子「……」ヌギヌギ

斎藤「あーいいねぇ。ほら、もたもたすんなよ」

ロリ子「……」

斎藤「動き止まってんぞオラッ!」バキッ

ロリ子「あぐっ……!」

斎藤「はやくしろや」

ロリ子「……」

ーーーーーーーーーー

斎藤「うひょおおおおおお最高じゃあああああ!!!」パンパン

ロリ子「や、やめってぇ……!あっあああぁ」

斎藤「うるっせぇクソビッチが!自業自得じゃボケ」

ロリ子「あっああっ……!駄目、駄目なのぉ……!」

斎藤「きっつ!オラッ出すぞ!」

ロリ子「中はらめええええええええええ!!!」

斎藤「うおっ」ドピュッ

ロリ子「ああああああああ!!」

斎藤「はぁはぁ……最高じゃ最高じゃ」

ロリ子「ハァハァ」

斎藤「そんじゃ、俺帰るわ」

ロリ子「そ、そんな……!」

斎藤「うるせぇよ中古品が!死にたくなければこのことは黙ってろよ」

ロリ子「……」

21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/27(金) 01:13:43.43 ID:T3hSbme+

ロリ子「……」

このまま自殺することも考えた
けど、何もかも自業自得だ
私が悪い

ロリ子「……久しぶりに遠出して、レイプされるなんて」

ロリ子「帰ったらスレ立てよ……」

ーーーーーーーーーー

ロリ子「服破かれてなくて助かりましたわ。お金も取られてないし、本当にただの性欲魔獣だったのね」

時間が立つと、案外気持ちは楽になった
むしろ処女卒業できたし

ロリ子「そんな風に思わないと生けていけないわ……」

ロリ子「……」

ロリ子「H県。もう二度と来ませんわ」

ーーーーーーーーーー

トアガチャ

ロリ子「……ただいま」

ママ「お帰りなさいロリ子……」

ロリ子「ママ……」

ママ「どうしたの?」

ロリ子「……なんでもない」

ママ「……」

ーーーーーーーーーー

メール『わさび味ののど飴。これがあさのあつきさんの手がかりのひとつのようです』

ロリ子「……はぁ」

ロリ子「あ、スレ立てよ」

『レイプされたったwwwwwwwww』

お前ら『おっさん』『おっさん』

ロリ子「変わらないなぁ……。ちょっと嬉しい」

ごま◆『メール読みました。少し調べたところ、わさび味ののど飴はA県の○○菓子店にて限定発売された菓子のようです。僕はそこに行ってみます』

ロリ子「そっか……。良かった……」

ごま◆『お嬢様、本当にありがとうございました』

メール『いえいえ、お役にたてて良かったです』

ごま◆『……もしよろしければ、お嬢様も来ませんか?ここまでしてもらってお礼の一つもしないなんて……』

ロリ子「……」

メール『遠慮します。怖いです本当に』

ごま◆『……何かあったんですか?』

ロリ子「正直に言うべきかな……」

メール『信じなくてもいいです。レイプされました』

ロリ子「あーあ、送っちゃった。虚言癖があると思われたら嫌だなぁ」

ごま◆『……警察にすぐ連絡してください。相手の風貌を正確に伝えてください』

メール『信じてくれるんですか?笑』

ごま◆『嘘じゃないのはなんとなくわかります。すみませんでした。自分の身勝手に付き合わせた上そんな目に合うなんて』

メール『いえ、もう大丈夫です。案外ケロッとしてます』

ごま◆『すみませんでした。今一度お願いします。A県に来て頂けませんか?』

ロリ子「……どうしてよ」

メール『前述しました通り、本当に怖いんです』

ごま◆『お願いします。お礼と謝罪をさせてください』

ロリ子「……」

ーーーーーーーーーー

ママ「ロリ子、何かあったの?」

ロリ子「別に。それより、A県に行きたいの。お金貸して?」

ママ「……どうしたの?この前H県に行ったばかりでしょ?なにか危ないことでも……」

ロリ子「お願い……。もう少しで、ニート卒業できそうなの」

ママ「……ロリ子」

ロリ子「お願いママ……」

ママ「わかったわ。何かあったら絶対にママに連絡すること。いい?」

ロリ子「ありがとう……」

ーーーーーーーーーー

メール『わかりました。行きます』

ごま◆『本当ですか?ありがとうございます。では×月○日の△時……』

ロリ子「……」

またレイプされるかもしれない
でも一回されたんだし、もう別にいいかな
半分投げやりな気持ちのまま、私はA県へと向かった

23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/27(金) 01:24:07.79 ID:T3hSbme+

お嬢様◆『もしもあなたが見知らぬ女性と出会ったとき、レイプしたいと思いますか?』

ルーベラ◆『どうしたのお嬢様www』

河童マン◆『正直、顔が良ければね』

お嬢様◆『そうですか。すみません、変なこと聞きましたね』

ルーベラ◆『本当どうしたの?誰かにレイプされたんwww?』

お嬢様◆『いえ、なんでもございませんわ』

河童マン◆『……もしかしてごまってコテに?』

お嬢様◆『違いますわ。なんでもないの、ごめんなさい』

ロリ子「はぁ……暇だなぁ新幹線」



すまん、ちょっと用事できた
続きまた後で書く申し訳ない


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