安価でSS

最新10レス
1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/19(木) 23:28:34.15 ID:GYzwhswh

賢者タイムだからスカッと爽やかな話が書きたい
>>4
>>5
>>6

2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/19(木) 23:28:57.97 ID:IptVtVMp

ksk

3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/19(木) 23:30:12.98 ID:hNJhuCOj

ksk
安価なら超乳女子高生

4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/19(木) 23:30:34.56 ID:PT3k4lGG

巨大なカニ

5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/19(木) 23:30:50.53 ID:EkEqq/iJ

巨大なおにぎり

6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/19(木) 23:30:51.60 ID:6kZRMUA6

7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/19(木) 23:30:54.76 ID:m/Xu8p3T

流石兄弟

8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/19(木) 23:31:03.44 ID:V+IaCWl4

スカッと爽やかな大原部長

9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/19(木) 23:37:08.04 ID:G1GP/z+G

書きやすそうなお題になったな

10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/19(木) 23:47:20.20 ID:GYzwhswh

女「私はデ子。おでこと身長が大きくて、みんなからそう呼ばれてる」

デ子「昔からコンプレックスだった。整列のとき、一番後ろからみんなを見下ろすのが辛かった」

ママ「あっ、デ子。あのね、この前おばあちゃんがこんな大きなタラバガニ送ってくれたんだけど……」

デ子「今日はいいや。そんな気分じゃないし……」

ママ「そう……。わかった、じゃあ普通にご飯にしましょ」

デ子「……うん」

ーーーーーーーーーー

ー学校

友達「デ子おはよ~!今日も相変わらず大きいねぇ~。巨人のドシン並みだねぇ」

デ子「……満子。やめて、言ったでしょ?それコンプレックスだから」

満子「あははごめんごめん……」

デ子「……」

デ子「……あ、そうだ。そういえば昨日ね、うちのおばあちゃんが大きな蟹送ってくれたんだけどさ」

満子「デ子より大きいの?」

デ子「……」

満子「ご~め~ん~」

デ子「……でね、もし良かったら今日うち来て一緒にどう?あした休みだし、泊まっても全然いいから」

満子「ん~。どうしよっかな~」

デ子「……あ、嫌ならいいんだよ本当。無理しないで……」

満子「いやいやそうじゃくてさ、私らは華の女子高生だよ?女だけでってのも寂しいかなって……」

デ子「えー……。私、あんまり男友達いないしなぁ。だいたいの人に怖がられるし」

満子「まぁ、ちょっと……メンツはこっちで揃えさせてもらってもいいかい?」

デ子「う、うん……。池沼君とかやめてよね……」

満子「任せときなさいって~!」

11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 00:00:20.92 ID:aEINFUtt

珍太郎「ってことで誘われちゃったんだけど、行っていいの?」

チビ太「え、なんで僕も……」

満子「あーもう全然おっけーだから!デ子んちで蟹食べ放題だから!」

デ子「いやちょっと満子……」コソコソ

満子「なに?」

デ子「なにじゃなくて……。珍太郎君とか私の一番苦手なタイプだよ……。こう、チャラチャラした感じの、ギャル男?って言うのかな……」

満子「それ死語だからね。珍太郎はああ見えて全然チャラくないよ。クラスのほとんどの女の子とは一発かましてるけど」

デ子「いやそれをチャラいってか、もうそれ犯罪だよ……」

満子「大丈夫大丈夫。私とはまだだから」

デ子「そういう問題じゃ……」

満子「デ子も全然おっけーだってさ!」

珍太郎「よっしゃああああうっひょおおおお!!デ子ちゃんちで蟹パーリーピーポー!」

チビ太「……」

満子「チビ太君ももちろん来るよね?」

チビ太「い、行っていいのかな……」

満子「もちもち!デ子んちは体同様、おうちも広いからね~!ねっデ子!」

デ子「……」

満子「ほらうんって」

デ子「いや言ってないよ……。第一、まだお母さんに連絡して許可もらわないと……」

PRRRRRR

満子「あっもしもしデ子ママ?今日さ、私とデ子と他男二人でパーリーピーポーしたいんだけど。うん、おっけー。じゃあ放課後ね~」

デ子「ママ……」

満子「デ子ママもいいよって言ったし、今日はお世話になりま~す」

珍太郎「なりま~す」

チビ太「……ま~す」

デ子「……」

12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 00:04:32.32 ID:idvzZuC2

もうなんか何だこの世界観

13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 00:17:57.54 ID:aEINFUtt

珍太郎「俺さ、デ子ちゃんのことほとんど知らないんだよね」

デ子「そ、そう……なの?」

珍太郎「今まであんま話したことないっしょ?てか、よく見たら意外とかわいくね?」

満子「あーこらこら駄目だよ駄目。なんでそう珍太郎はすぐに手出すかなぁ……」

珍太郎「まだ出してねーよ。ちょっと話してただけじゃん」

満子「それがもうあんたの口説き落としラインをぶっちぎってるってことでしょうが」

珍太郎「なんだよお前。小姑か?」

満子「うるさいわ。ってか、どうしよう。ただ蟹食べるのもアレだよね」

デ子「うーん確かにね。どうしよっか、鍋でもやる?」

珍太郎「あ、それよくね!?闇鍋しようぜ闇鍋!」

満子「なんで闇鍋よ……。蟹は別で食べて、普通に鍋でいいかな?」

デ子「うん、それでいいと思う」

珍太郎「楽しみすぎワロリッシュ」

チビ太「……」

珍太郎「お前なんか話せよ」

チビ太「えっ?」

珍太郎「身長もチビなんだから、存在感までチビでどーすんだよ」

チビ太「う、うん……」

珍太郎「つーかなんで満子コイツ誘ったんだろ。いても空気悪くなるだけじゃね」

チビ太「ご、ごめん……」

ーーーーーーーーーー

満子「あ~、ついた~」

デ子「おばあちゃんじゃないんだから……」

満子「よく言われる。最近腰が痛くてのう……」

珍太郎「おんぶしてやるよ、ほら」

満子「いやもうデ子んち着いちゃったよ。それにあんたのおんぶはおっぱい目当てだってわかってるからね」

珍太郎「他人の優しさを受け入れられなくなったら終わりだぞ」

満子「うわうざっ」

デ子「ま、まぁまぁ。ほら、はやく入って……」

お邪魔しまーす!!

14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 00:30:44.06 ID:aEINFUtt

ママ「いらっしゃーい」

満子「あ、デ子ママ久しぶり~!ごめんね、急に来ちゃって……」

ママ「いいのいいの!やっとデ子にも満子ちゃん以外の友達ができたみたいだし、ママ嬉しい!」

デ子「ちょっと恥ずかしいんだけど……」

ママ「あらごめんなさいね。ご飯にはまだ早いし、あなたたちは上で遊んでらっしゃい。ご飯できたら声かけるからね」

珍太郎「どもっす!」

満子「あーデ子ママ。今日鍋したくて、いま具材買ってきたんだけど……」

ママ「え、そうなの?じゃあわかった、鍋ね」

満子「ごめんねあれこれ……」

ママ「いいのいいの!鍋のほう楽なのよ」

デ子「ほら、はやく私の部屋に行こ」

ーーーーーーーーーー

満子「……で、なにする?トランプ?」

珍太郎「味気ないなー。もっとほら、あるだろうが。若い男女がするべきピストン運動が」

満子「死ね」

デ子「私んち遊ぶものないしなぁ……。チビ太君は何かかしたいことある?」

チビ太「え、いや……」

珍太郎「……」

満子「んーじゃあ>>16でもする?」

珍太郎「あ、それよくね!?やろうぜやろうぜ!」

15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 00:33:45.67 ID:ShE+x0HR

気づかれないようにちんたのちんこをへし折る

16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 00:39:29.16 ID:adh9KfVo

ちんこもゆでる

17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 00:52:30.41 ID:aEINFUtt

ママ「珍太郎くんー!ごめんちょっと降りてきてー!」

満子「……?なんだろう。珍太郎、デ子ママ呼んでるよ」

珍太郎「え、俺?なんで」

満子「知らないけど、力仕事でもあるんじゃない?ほら、はやく行きなって」

珍太郎「お、おう……」

ママ「あ、ごめんね楽しく遊んでるところに」

珍太郎「いえいえ……。どうしたんすか?」

ママ「いやちょっと台所でお手伝いして欲しいなーって……」

珍太郎「まじすか。全然いいっすよ」

ママ「そう?ありがとう」

ーーーーーーーーーー

ギャアアアアアアアアアアアア!!

満子「!? 」ビクッ

デ子「な、なに!?」

チビ太「珍太郎君の声……?」

満子「ちょっと私見てくる……」

デ子「えっちょっ……」

ドアガチャ

珍太郎「……」

満子「あれ!?珍太郎?……どうしたの?」

珍太郎「……」

デ子「ちょ、ちょっと珍太郎君?顔色悪いよ大丈夫?」

チビ太「……」

満子「珍太郎……?」

珍太郎「……ふふふ」

デ子「えっ……」

珍太郎「俺は……いや私は……」

チビ太「どうしたの……」

珍太郎「私は今日から女として生きるわ!」

満子「なんで、どうしたの珍太郎」

???「やめて、汚らわしい。その名前はもう捨てたの」

珍子「これからは、珍子とお呼びッ!」

デ子「……」

満子「何があったの……」

ママ「ご飯できたわよー!降りてらっしゃーい!」

チビ太「……」

18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 00:53:17.32 ID:IXwonz3X

急展開ワロタ

19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 01:06:37.94 ID:aEINFUtt

満子「うわー、おいしそうな……鍋……」

満子「……」

デ子「ママ、鍋に昔パパと一緒にお風呂入ったときに見たアレが入ってる気がするんだけど」

ママ「パパのより立派よ」

満子「……」

ママ「ほら、こんな立派な蟹もあるのよー?じゃんじゃん食べてちょうだい!」

デ子「……」

ママと珍子以外、鍋に手をつけた者は居なかった

ーーーーーーーーーー

珍子「おいしかったわねぇ!!」

満子「……」

デ子「……」

チビ太「……」

珍子「ちょっとなんなのあんたたち!?せっかくのお泊まり会よ?テンションあげなさいよッ!」

満子「蟹だけじゃお腹満腹なんないし……」

珍子「なら鍋も食べれば良かったじゃない!あの鍋には私の魂の一部が具現化していたものが入っていたのよ!?なんで食べなかったの!!!」

デ子「……オエッ」

珍子「ちょっとあんた!!図体も態度もデカいのね邪魔なのよ!!」

満子「うぜぇ……。まぁ寝込み襲われる心配はなくなったからいいかぁ……」

デ子「……うん」

珍子「あんたもなんか喋りなさいよ!!私いっつも言ってるわよね!?ね!?私が言ったこと復唱しなさいよ!!」

チビ太「……身長もチビなのに存在感もチビ」

珍子「そうよ!!いい!?男は身長が大事確かにそう。でもね、たとえチビだろうとオーラとトークで自分を大きく見せることが出来るのよ!!!」

チビ太「……」

珍子「あんたは全くなってないわ!!前世からやり直しなさいミジンコ!!!」

20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 01:07:40.83 ID:idvzZuC2

典型的クソ女じゃねえか

21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 01:21:40.31 ID:aEINFUtt

満子「言い過ぎだって珍太ろ……」

珍子「珍子よッ!」

満子「……」

デ子「……ま、まぁまぁ。で、何しよっか」

満子「うーん、正直まだお腹空いてるから、コンビニ行かない?」

珍子「駄目よコンビニなんて高いんだから!!ちょっとの空腹ぐらい我慢しなさいよ!!!鍋に手をつけなかったあんちたたちの自業自得なのよ!!」

デ子「い、いやー私もお腹すいてるし、下でおにぎりでも作ってくるよ……」

満子「助かる~。私梅よろしくね~」

チビ太「……僕はシャケで」

珍子「私は焼き明太子よ!!ちゃんと焼いたやつじゃないと吐き捨ててやるんだから!!」

デ子「は、はーい……」

ーーーーーーーーーー

冷蔵庫ガチャ

デ子「梅しかない……」

デ子「しょうがない、全部梅で作ろ……」

ニギニギ

ーーーーーーーーーー

デ子「お、おまたせー」

満子「うっへっへっへ!珍子それまじやばいからー!!」

珍子「そうなのよー!それで私言ってやったの!!『黒いのはアワビだけで充分なんだよクソビッチがッ!』ってケラケラ」

満子「うひゃひゃひゃまじ爆笑」

チビ太「う、うえ~」

デ子「これは……お酒?」

満子「おっ、お疲れ様ですデ子大尉~!空きっ腹にアルコールはよくないねぇ~」

デ子「ちょっとなにしてんの……私たちまだ未成年だよ……」

珍子「あんったもいちいち細かい娘ねぇ~!だいたいのガキは中高でお酒童貞卒業するもんなのよ!!」

満子「そうだそうだ~デ子も飲め~!」

デ子「だ、だめだってば……」

22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 01:37:33.23 ID:aEINFUtt

珍子「なによもうッ!せっかく隠れて買ってきたのに!!」

満子「ノリ悪いなデ子ちゃ~ん」

デ子「ごめんね……。ほら、おにぎり食べちゃお」

珍子「デカっ!身長大きい子って手もデカいのよね~」

満子「おおおう、食べ甲斐があるぜ……」ムシャムシャ

デ子「あ、そういえばシャケと明太子なかったから、全部梅入れちゃった……」

珍子「私は別になんでもいいわよ。正直明太子もそんなに好きじゃないし」

満子「梅うめぇつってケラケラ」

チビ太「……」

デ子「ご、ごめんねチビ太君。シャケなくて……」

チビ太「い、いやそうじゃくて……。僕、梅食べれない……」

デ子「そうなの……?ごめんね、今新しいの作って……」

珍子「あんった情けないわねぇ!!男ならなんでも美味しいって食べなさいよ!!」

チビ太「……」

珍子「そもそもそうやって好き嫌いしてるからそんなにチビなのよ!!こうやって笑われるのも無理ないわね」

満子「まぁ確かに、かわいいサイズだよね~」

珍子「女の子ならかわいいでも通るけど男でこのサイズはどうなのかしらね。私なら100%ノーサンキューね」

デ子「二人とも……」

満子「私も身長は高い方いいかな~。あんまり低いとヒール履けないし」

珍子「そうそう、こう腕組んだときに自分が見下す感じなるとその瞬間萎えちゃうわよね」

満子「わかるなぁ~」

デ子「ちょっと……」

チビ太「……」

デ子「あ、あんまり気にしないでチビ太君……。二人ともお酒入ってるから歯止めが効かないんだよ……」

チビ太「……どうせ」

デ子「え?」

チビ太「どうせお前も僕のことチビだって、心の中じゃ笑ってんだろ!!」

デ子「いや……え?」

チビ太「分かってんだよ!!どうせ僕はずっとチビのまんまだ!第一こんなお泊まり会なんて来たくなかったんだよ!!」

満子「ちょっとちょっとどうしたの……」

チビ太「うるせぇ!!」

ダダダダダ

デ子「ちょっチビ太君!?」

満子「あーあデ子泣ーかせたー」

珍子「あれは相当溜まってたわねぇ。はやく追いかけてあげなさいよ」

デ子「いや私は……」

満子「ほーら早く~!」

デ子「えー……」

23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 01:45:14.71 ID:ED2MwcMA

珍太郎が改名するのを見越しての命名か
恐ろしいほどのセンスだ…

24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 01:45:24.66 ID:pBOameIo

デ子ちゃん悪くないやん…

25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 01:55:36.54 ID:aEINFUtt

珍子「作戦大成功かしら?」

満子「うーん、デ子うまくやれるかなぁ……」

ーーーーーーーーーー

デ子「ちょっ、チビ太君待って!!」

チビ太「……」ダッダッダッ

デ子「もう、ちょっと待ってってば!」グイッ

チビ太「クッ……」

デ子「はぁはぁ……」

チビ太「……どうせ僕は女の子より足が遅い。だからこんな簡単に追い付かれる」

デ子「それは……」

チビ太「身長が小さいから、歩幅も小さいんだよ。運動会じゃビリ以外取ったことないし」

デ子「……」

チビ太「……帰る」

デ子「えっちょっと待って!」

チビ太「……」

デ子「いや、ほらせっかくのお泊まり会なんだし、たぶん二人も言い過ぎたって今ごろ反省してるよ……」

チビ太「……」

デ子「第一、チビ太君もいまお酒くさいよ……」

チビ太「!?」

デ子「……ちょっと、そこの公園で話そっか」

チビ太「……」コクッ

ーーーーーーーーーー

デ子「私はさ、ほら見た目通り。この大きい身長がずっとコンプレックスなの」

チビ太「……」

デ子「運動会でも一位しか取ったことないし」

チビ太「嫌味?」

デ子「そういうわけじゃ……。でもね、本当に嫌なんだよね。大きすぎるのも」

チビ太「……なんで?」

デ子「うーん、まずね、大体合う人みんなに怖がられるの。満子みたいな変わったタイプは別として」

チビ太「そうなの?僕は羨ましくて仕方ないけど……」

デ子「うん。それで、小学生のときはイジメられたりね。『巨人女!』ってヘラヘラ」

チビ太「僕と同じだ……」

デ子「ひどいよね、私たちは悪いこと何もしてないのに。身長が大きいか小さいか、それだけでイジメられる」

チビ太「うん……。でもデ子ちゃんには満子ちゃんがいるからいいよね」

デ子「まぁ確かに、満子の存在は本当に大きかったなぁ。おかけで中学からイジメられなくなったし」

チビ太「……僕には友達なんて」

デ子「珍太郎君、いや珍子ちゃんがいるじゃない」

チビ太「アイツはいじめっこだよ。むしろ小中ってアイツにしかイジメられてない」

デ子「それはさ、別の見方をすると、チビ太君を守ってたんじゃないの?」

チビ太「……」

デ子「休み時間とか見てたけど、常に話しかけてたよね、珍太郎君」

チビ太「それは……」

デ子「それはもうさ、友達なんじゃないかな」

チビ太「……」

デ子「まぁ今は人生で一番たのしいじき時期だって言うから、彼氏の一人ぐらい欲しいなーなんて思うけど」

デ子「私には満子がいるし……ちょっと諦めてたりして」

チビ太「……じゃあさ」

デ子「……?」

チビ太「……僕と付き合ってよ」

26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 02:13:20.77 ID:aEINFUtt

満子「えっえええぇえ!?」

チビ太「……駄目?」

満子(上目遣いかわいい……。で、でも展開が早すぎるよ……)

満子「ちょっと待ってちょっと。一回じゃあ、うち戻ろ」

チビ太「……」

ーーーーーーーーーー

ドアガチャ

満子「あ、帰ってきた」

珍子「おかえりなさい。もう一発しけこんできたのかしら?」

デ子「え……?」

チビ太「……」

満子「これは……」ボソボソ

珍子「まだ進展してないみたいね……」

満子「だいたい原因は分かってる。……デ子!」

デ子「な、なに?」

満子「あんたね、今を逃したら一生彼氏なんかできないよ。そのまま結婚もできず、社会からは『デカイ!邪魔!』と疎まれ、30後半で自殺!そんな人生でいいわけ!?」

デ子「さ、さすがにひどい……。てかなんで知ってるの」

珍子「まぁあんたらみたいなウブなタイプはね、大体予想つくのよ」

満子「近くの公園でお互いイジメられた過去を打ち明けて、チビ太君がコクった、こんなところでしょ?」

デ子「……盗聴してたの?」

珍子「だから私らほどの玄人になると分かるものなのよ!!物わかりの悪いデカブツだこと!!!」

満子「んで、デ子どうすんのよ。これは千載一遇のチャンスだよ?」

デ子「そんなこと言ったって私らはお互いのこと知らないし……」

チビ太「……」

珍子「身長が大きい、小さい。過去にイジメられた経験あり。これだけ知ってれば充分じゃないのよ!!まだ結婚するんじゃなしに、付き合うだけなのよ!?」

デ子「……」

チビ太「……」

満子「ほらデ子、答えてあげなってば」

デ子「あーもう!わかった、いいよ付き合う!」

チビ太「……本当に?」

デ子「えっ……う、うん」

満子「あ~あ、ここまで長かったわ~」

珍子「本当よねぇ。私なんて中学からよ中学から」

満子「さ、飲み直すぞー!」

デ子「……はぁ。今日ぐらいいっか。チビ太君、これからよろしくね……?」

チビ太「う、うん。こちらこそ……」



おわり

27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 02:21:48.72 ID:ED2MwcMA

おつ珍しくハッピーエンド

28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 02:23:04.93 ID:idvzZuC2

今回は性描写無かった珍しい
おつかれさま!

29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/20(金) 08:09:42.76 ID:ShE+x0HR

おもしろかった乙!


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