マリオ「ピーチ姫の奪還なんて国でやればいい、俺たちには関係ない」
ルイージ「そうですよ、僕たちはもう軍人でもなければ公務員でもない」
キノピオ「今、キノコ王国とクッパ軍団との摩擦は徐々に大きくなって冷戦に近い状態にある。そしてピーチ姫がクッパ軍団にさらわれた確たる証拠もない」
ルイージ「だから王国と関係のない僕たちが奪還をって事か。戦争の引き金にならないように」
マリオ「……」
キノピオ「我々も戦争は極力したくはないし、するにしても軍備がそろっていない。今始めるのは分が悪すぎるんだ」
キノピオ「どうだ、やってくれないか? 金はいくらでも出すしそれなりの地位も約束する」
ルイージ「金は助かるけど……」チラッ
マリオ「……条件がある」
キノピオ「なんだ? 女でもなんでも用意してやる」
マリオ「上手く行ったら戦争はするな」
キノピオ「それはこっちの国だけでは決められない。降伏しろということか?」
マリオ「違う、俺たちがクッパを叩くんだ。アンタらはその尻拭い」
キノピオ「トップを失って混乱した軍団を配下に入れろと?」
マリオ「配下じゃない、国民として扱うんだ。そうすれば刃向うこともないだろう」
キノピオ「しかし何度か戦争をした敵対国だぞ!? 上手く行くわけがない!」
マリオ「それを上手くやるのが俺からの条件だ。飲めないならほかの奴に頼みな」
キノピオ「足元見やがって……分かった、やってやる!」