>>134
「びっくりした。さっきちょっと着替えながら寝ぼけちゃって、お前がいなくなった夢みちゃった」
と、ベッドの上のパに声をかけて、掛け布団を剥ぎ取る。
「さ、帰ろ。一緒に」
ブに布団を剥ぎ取られたパが、乱れた浴衣姿のまま、ブの上半身に絡みついて来た。
「ねー、ふざけてないで、早く起きようよ」
「やだ、まだ帰りたくない。ふたりでいたい」
「だからさー、ふたりで帰るんだから」
「だって帰ったらお前だけ仕事行っちゃうでしょ」
「今日はそうだけど」
「明日も明後日も」
「お前だってお前だけの仕事あるじゃん」
「おでお前と一緒に色々したかったのに。昔みたいに」
「昔はピンの仕事、あまりなかったけど」
「ごめん。お前頑張ってるのに」
「なんで。お前も仕事頑張ってるじゃん」
思わず、テンションの低いパにキスをしたくなるブ。
「今は誰もいないし…」