【携帯】米国で根強い人気の「ガラケー」最新事情 「あまりカネがない人、安全を重視する退職者」などがガラケーに信頼を寄せる
ハイテク業界が容易に認めないもの、それは「スマートフォンを使わなくても問題がない」ということだ。
実際、米国では折りたたみ式やキャンディーバー型など、2000年代に逆戻りしたような端末を購入する人々が増えている。
調査会社IDCによると、2015年の米国では、いわゆる「ガラケー」の出荷台数が2420万台となり、前年から200万台近く増加した。
ラダイト(19世紀初頭の英国で機械化に反対した労働者組織)ぶった人たちが整えた口ひげに合わせるため、スマホならぬ「ダムフォン(スマートでない電話)」に移行しているわけではない。
私は毎週、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の読者からシ、ンプルな携帯電話を紹介してほしいといったメールを受け取る。米アップルの「iPhone(アイフォーン)」が登場してから9年たつが、まだ「スマホが全ての答えだ」という新たな教義を信じていない米国人が7人に1人ほどいるのだ。
現在、米国で購入できるガラケーはイライラするほど少ない。この1週間、私はアプリを脇に置き、いくつかのガラケーで生活してみた。
タッチスクリーンの光を浴びている人がスマホを完全に絶つのは容易ではない。私は仕事の行き帰りや支払い、食事の検索など、驚くほど多くの基本的な生活をiPhoneに頼っている。
だが、「スマホ断ち」をした瞬間から、集中力が上がり、リラックスした気分になった。携帯を充電する回数も随分減った。
ガラケーに信頼を寄せる人を探すのは非常に簡単で、あまりカネがない人、安全を重視する退職者、緊急事態に備える家族、テクノロジーに頼らない専門家などがそうだ。
以下ソース
http://m.jp.wsj.com/articles/SB12692037482832534161104582041440155414580?mobile=y