羽海野チカ/3月のライオン ID:jlL717Mw

今回の話が余計とはおもわなかったな。零の成長を書くには重要な回じゃね。
初期のエピソードで出てきた零の脆さ・感情的な堅さが克服されていているのが描かれてたと思った。
具体的にひとつあげると、前回のエピで先生がいってた「就職雑誌読んで泣いてた」時期の
零のモノローグ「家を出てひとりで生活できるようになれば、大人になれると思ってた」と
いま現在の幸田のお母さんの「大人だ」という感想は対応してるんじゃね。

意図のある布石かどうかはしらんけど、最近まったく出てこない香子を出す前触れか、
あるいは今後出さないで初期エピソードで出た疑問を回収する回なのかもしれないね。

念押しじゃなくて感情のたな卸しじゃないの
少年時代を切り捨てて封印したんじゃ、勝負師としてだいじなところでどう噴出するかわからん。
内弟子経験のある人に、師匠に嫌いなものがばれて、以後食卓でその嫌いなものの連続攻撃をくらうエピソードが多々あるが、
苦手なもののある人は勝負所できっさきがにぶるという。
零にとって苦手だった二大空間である、学校と師匠の家庭、その両方が克服されてはじめて勝負師としての開眼がくるんじゃないかな。