兄がニートになってしまった。
兄とは歳の差が離れているので、幼いころは兄と母がどうして揉めているのかが分からなかったが、今なら原因は妥協婚両親にあるなと分かる。
兄が引きこもった訳は、家でも学校でも責められるばかりで八方塞がりだったこと。
苛められて帰ってきたあと、親に相談するも適当にあしらわれるだけでなく、仕事のストレスを全部ぶつけられたこと。やりたいことがあってもお金がない、｢お前なんかこんなことやったって無駄｣と拒否され続けた。
もう一つは時代に見合った子育てが出来なかったこと。
子供の将来のために産む人数を控えたりするのが現代のスタンダードなのに、うちの親は頭が前時代で思考停止してて、競争社会にも拘わらず沢山生んだ上に子供の将来何にも考えてなかった。
普通数十年もすれば進学事情なんてすぐ変わるのに、受験生の私に、昔は名門だったらしい低偏差値の短大勧めてきた時は目の前が真っ暗になった。
新しいものを受け容れずアップデートされないので、サポートやアドバイスのレベルが同級生の親より数ランク低い。虐めっ子達は生憎金持ちの家庭で当たり前のように行きたい学校行かせてくれる。この屈辱感、どう表現したらいいのか分からない…。
妥協婚親って顔面偏差値低いだけでなく、人を上手に導くことも出来なくて、やることなすこと全てがどん臭いのが困り所。
ニートになってしまった兄に対して、両親は流石に心配になったのか｢今まで反対してきたことを全部させてあげるから、部屋から出てきて｣と説得している。いくらなんでも遅すぎるわ。もう後の祭だよバーカ！