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[「イズファハン」は原文のまま]
――Wikipedia ≫ 「エスファハーン」より
イラン国の都市の名。
日本語では、慣例的にイスファハン、イスファハーンとも表記される。
古くからの政治・文化・交通の拠点であり、16世紀末にサファヴィー朝の首都に定められ発展した。
当時の繁栄は「エスファハーンは世界の半分(エスファハーン・ネスフェ・ジャハーン)」と賞賛され、この街を訪れたヨーロッパの商人も繁栄の記録を残している。
イラン人にとってエスファハーンは歴史的・文化的に重要な町であり、町の美しさは「イランの真珠」と例えられる。
町は16世紀以前に建設された旧市街と、サファヴィー朝の王アッバース1世が建設した新市街で構成される。
≫ 語源
古代ペルシア語の"Aspad-hana"(アスパダナ、大軍の集結地)が、町の名前の由来である。
「大軍の集結地」が示す通り、町の周辺の平原は軍隊の駐屯地や捕虜の収容所として使われていた。
古代ペルシア語の"Asp"(馬)から派生した「馬を愛する者」「騎兵の補給基地」「厩舎」を語源とする説も存在する。
古代ローマのプトレマイオスの『地理書』には、町はアスパダナ(Aspadana)の名前で記されている。
サーサーン朝の末期に鋳造された貨幣には、アスパダナを意味する"ASP"の3文字が刻まれていた。
エスファハーンの名前は、7世紀に町を征服したアラブ人によって定着した。